シンボルで子供の心を読む

パターンA |
シンボルに秘められた意味
ここに描かれている山、太陽、川、木、花、家というシンボルには、それぞれ意味があります。
その意味とは、たとえば山の場合、富士山のようにとがった山なら父親をあらわし、連山や双子山のようなやわらかい山なら母親をあらわすということです。
ちなみに太陽も父親をあらわし、川は出費を、木は自分自身を、チューリップの花は母親をあらわします。家の場合は、三角屋根のとがった家なら父親を、台形屋根の平屋の家なら母親をあらわします。
以上の予備知識をもとに、それではパターンAの絵をながめてみてください。まず山から注目してみましょう。
*シンボル=山
パターンAの場合は2つの山が重なりあった双子山なので、ストレートに母親(母性)をあらわすと考えていいでしょう。
この絵を描いた子供は、とてもお母さんが好きで、家庭では母親の愛情をたくさん受けて育っていることが見てとれるわけです。
*シンボル=太陽
太陽は父親とか父性を象徴するシンボルです。太陽の位置をチェックすると、太陽は画面の右寄りに位置しているのがわかります。
画面中央よりも右側に位置しているか、左側に位置しているかで、同じ太陽の絵でも微妙に意味あいが変化してきます。その変化とは、外面性、内面性の違いです。
パターンAの絵は右側に太陽が位置しているので、父親の内面性をあらわしているのだと受け止めることができるわけです。よって子供の心の状態を述べると、子供が父親の内面を見つめている、気にしているという心の状態だということです。このことから、現実の生活では父親との交わりがほとんどない家庭であることも読みとれるわけです。
*シンボル=川
家にいまお金があるか、もしくはお金がない状態かということは、川の方向によって判断します。
太陽のケースと同じように、川が右に向かって流れている場合は内面性を、左に向かって流れている場合は外面性をあらわします。つまり右に向かって流れている場合は、家庭ではお金を内に蓄えている状態、すなわち経済的に余裕がある状態なので、子供心に、何か買ってほしいというおねだり願望があらわれるわけです。
*シンボル=木
樹木は本人をあらわします。スクスクと育ち、葉もしげっているような木のときは、子供のなかで知力や体力がスクスクと育っていると受け止めていいでしょう。
葉が豊かにしげっている木は、父親や母親から愛情を十分に受けているという証です。反対に、枝や葉がほとんどなく、枯れ木のような樹木が描かれているときは、父親や母親から愛情をかけてもらえていないことになります。
*シンボル=花(チューリップ)
チューリップは母親をあらわします。パターンAのチューリップは花も茎も葉もしっかりと描かれているのがわかります。花は顔、葉は手、茎は身体をあらわすのだと解釈してみてください。するとこの絵のチューリップは、すべてそろっているので、母親の愛情をほどよく受けているという判断ができるわけです。
パターンAの絵では、家は平屋の家が描かれています。四角や台形は母性をあらわす形なので、この絵のなかの家は、母親が切り盛りをしている家だと解釈していいでしょう。
もし三角形の家、三角屋根の家のように、先端がとがった家になると、それは父親をあらわし、その家では父親の威厳が支配しているという意味になります。
[以上のことによりこの絵を診断]
パターンAの絵を総合的に診断すると、この絵を描いた子供は母親の愛情を十分に受け、心身ともに健全に育っていると判断していいと思います。ただ父親の仕事が多忙で、あまり父親にかまってもらえない寂しさを感じています。
川の方向から判断して、父親不在で満たされない部分を、何かを買ってもらうことで満たそうとしているのかもしれません。子供らしい切ない願望といえるでしょう。 |
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