現場カウンセラーが教える、これが子どものほめ方だ!!

気絶するほど「ほめる子育て」

子どものほめ方のコツ――上手な子育てQ&A


気絶するほど「ほめる子育て」 等新聞広告

子どもに生きる力を与える

いい子だねはほめ言葉ではない
「がんばってね」ではなく「よくできたね」
どうしたら「ほめる力」がつくか
子どもの成長段階に応じたほめ方を!!

ほめて育てる育てるのが子どもを育てる基本です。
何かができようができまいが、長所も短所もある子どもの存在を丸ごと受け入れてあげて、生きていてうれしい、お母さんの子どもでよかったと思えるような幸せ感を味あわせてあげること、それが「ほめる」ということの本当の意味です。


  「はじめに」より
「がんばってね」「いい子だね」「お利口ね」「えらいわね」
 私たち親は、子どもを励ますつもりで、こんなほめ言葉をよく使います。しかし、どれも、子どもがいいことをしたと評価している間違ったほめ方なのです。これでは、子どもの心に生きる力や困難を乗り越えるエネルギーを与えてあげることはできません。
 不登校になりかけていたA子ちゃんは、エネルギーを失いかけながらも何とかがんばって通学していました。そんなA子ちゃんにとって、お母さんの「がんばってね」という言葉は、ますます自分を追いつめることになりました。
 不安をいっぱい心に抱えながらがんばっているA子ちゃんに向かって、小さな努力でも、お母さんが「よくできたね」とほめてあげていたら、A子ちゃんの心にはどんなに大きな力が湧いてきたことでしょう。
 私たち親が知らずしらずに使っているほめ言葉は、子どもにとっては、自分が評価されていると感じて萎縮してしまう言葉になっていることが多いものです。「いい子にしていないと自分は捨てられるのではないか、お母さんに嫌われるのではないか」と子どもは感じているかもしれません。
 ですから「ほめない子育て」こそ子どもの自主性を育てるという考え方もあります。しかし、果たしてそうでしょうか。それは、私たち親が、ほめ方を間違えているだけなのです。
 本当は、ほめることによってこそ、親の喜びや愛情を子どもに伝えることができるのです。はっきり言えば「ほめて育てる」ことこそ、子育ての基本なのです。
 子どもは、大好きな親から、長所も短所もある自分をあるがままに受け入れてもらい、「あなたが大好きよ」「あなたがとっても大事」「お母さんは、どんなときでもあなたの味方よ」というほめ言葉をかけてほしいのです。それによって、自分はお母さんに愛されている、支えられていると実感できるからです。
 つまり、ほめるとは、親から子どもへ愛情を伝える素晴らしい表現方法なのです。

……(中略)……

 子どもの気持ちをそのまま受け入れ、存在そのものを気絶するほど思いっきりほめてあげれば、それだけでも子どもは生きる力を得ることができるのです。
 この本では、子どもの心が育つ過程を確認しながら、それぞれの成長段階に応じた上手なほめ方についても取り上げていますが、こうした成長期にある子どもにとっては、とくにそうしたほめ言葉が草花の根に養分を与え、芽を育てるような大きな力をもっているのです。
 でも、ほめてばかりいたら、子どもがわがままになり、だめになるのではないかなどと心配しないでください。今の子どもたちは、親の心からの愛情を確認できる機会が少なすぎます。あまりにも「大好きよ」とほめられることが少なすぎるのです。
 お母さん、そしてお父さん、お子さんの気持ちをしっかり受けとめながら、ほめ言葉でご家庭をいっぱいにしてください。それだけでも、間違いなくお子さんの目の輝きが変わってくることを実感されるでしょう。

 

気絶するほど「ほめる子育て」 カバー 高橋愛子著
1365円(税込)
四六判

■著者略歴

高橋愛子
(たかはし・あいこ)


高橋愛子 顔写真昭和13年5月17日東京生まれ。慶應義塾中等部から慶應義塾大学経済学部卒業。母親が幼児教育に熱心であった影響もあって結婚後、家庭教育の研究をはじめ、昭和58年には高橋愛子家庭教育研究所を設立してカウンセラー、セラピストとして活躍する。三男一女の母親。
各地の教育委員会が主催する家庭学級の講師、保育園や学校、各種団体、諸企業等で教育講師を担当。自ら「ファミリー心理学講座」を定期的に開講して、家族関係や夫婦関係のあり方を取り上げている。新経営フォーラム理事コンサルタント、東京都中高年勤労者福祉推進委員も兼任。主な著書に『頭がいい親の上手な叱り方』(コスモトゥーワン刊)、『子育て最後のチャンス』(共著、コスモトゥーワン刊)などがある。

 

 

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