新装増補版

ついに解明された謎の古代図形

ピラミッド、法隆寺、金閣寺……に秘められた真実

本書は、小社刊『神の図形』の新装増補版です。


生命と宇宙の根源的な謎を解く二つの比率
初公開!! アルキメデスの立体「13の準正多面体」とは?

本書の主な内容
  • 古来より究極の美をかたち作る「神の比率」があった!
  • 大和比は生命誕生から万物までを支配する究極の比率
  • 正多面体は宇宙構造の神秘を解き明かす「神の図形」
  • 多面体で検証 ケプラー理論は正しかった!
  • 結晶学の常識破る未知なる結晶体の存在
  • 壮大なる多面体パワーを生活に取り入れよう!

■ピラミッドパワーの正体は「多面体」にあった

 古代エジプトの王家の墓として建てられたピラミッドから、自然現象をはるかに超えた強力なパワーが発せられていることは、すでに読者の方々もご存知のところだろう。
 安置された古代エジプト王の遺体を永久保存してしまうほどのエネルギーは、一体ピラミッドのどこに隠されているのか。
 多くの研究者が科学的フィルターを駆使して挑んではみるものの、いつも最後に到達する結論は、ピラミッドの形そのものがパワーを発している。すなわち形状こそが、エネルギーの発生源であるという、現代科学では証明できないようなものであった。
 そういう結論に至らざるを得ないという事実が、なおさらピラミッドの神秘性を高めることになるわけだが、このピラミッドパワーは、科学で証明できないことを大きな理由に、いまだ一つの神秘的なムーブメントという位置づけに甘んじているのが、現状である。
 しかし、ピラミッドパワーに関しては、水晶を中心とした超自然的なパワーの研究を続けてきた私は、すでに一つの確信に満ちた結論を出している。
 それは次のようなものである。

図3ピラミッドに存在していた正多面体

図4正十二面体と正二十面体

 ピラミッドについては過去に早稲田大学古代エジプト調査隊が、ギゼーのピラミッドを測定したことがあった。その報告によれば、図3の∠ABCは51度52分であった。
 これをもとにして、ピラミッドの側面角∠ADBを求めると、58度17分になる。
 この58度17分という角度は普通の人にはピンとこないかもしれない。しかし、正多面体パワーを研究する者にとって、言い換えるなら、物事や現象を立体構造で見ようとする者にとって、これはある種の特別な角度なのである。
 なぜなら図4をご覧になればおわかりのように、これは正十二面体、および正二十面体に共通する傾斜角(=58度17分)に等しい角度だからである。
 つまり、ピラミッドもまた正多面体の要素を内包した古代建築物であったことが、明らかになるのである。
 さらにもう一つ、ピラミッドが正方形の底面を持った正四角錐である点に注目するなら、辺AB:対角線ACの比率はまぎれもなく1:√2の比率になる。この1:√2という比率は、先ほどのダイヤモンドが内在させていた比率に共通するものである。
 つまりピラミッドは、一見何の結びつきもないようなダイヤモンドや水晶と共通した多面体構造を持っていたということなのだ。
 この符合を前にして私は、ピラミッドもダイヤモンドも水晶も、その姿かたちの美しさ、そして神秘的パワーの秘密は、『多面体』という構造的メカニズムに隠されていたと強く確信できたのである。
 もちろんこれらは、科学的に証明されたものではないが、しかし、もとよりそれらが強大な神秘パワーを発しているという前提事実こそが、何よりも多面体パワーの存在を有言に語っているのではないだろうか。
 ここまでの話でおよそおわかりいただけたと思うが、本書は『形がエネルギーを発生させる』という重要な命題を皆さんにお届けするものである。
 これより読者の方々にさまざまな古代人の知恵と、形を科学すれば、さまざまな謎が解けてくるという実例をお届けしていくが、すべての話に通じるキーワードは、次の三つであることをまず頭に入れておいていただきたい。

  • 形がエネルギーを発生させる。
  • パワーの源は正多面体構造にある。
  • 正多面体には二つの究極の比率が存在する。

 本書は、このうち3番目の『正多面体には二つの究極の比率が存在する』というキーワードに特にスポットを当てようというものである。
 本書を読み進めれば、この二つの比率が、実は万物を創造する根源的な比率であることがわかっていただけるだろう。
 この根源的な二つの比率とは、本書で明らかにする「大和比」と「黄金比」であるが、この究極の比率を内包している正多面体を、私は「神の図形」と命名したい。
 ちなみに万物は、すべて五つの正多面体を基本に構成されている。私は、この五つの正多面体の基本比率が「大和比」と「黄金比」であることを発見した。黄金比はすでになじみのある言葉であるが、この比率を内包した図形を「黄金図形」と呼びたい。一方、大和比は、本書で詳しく述べるが、法隆寺などの建築にも使われている日本古来のもので、私が命名したもの。この比率を内包した建築物は、「黄金図形」と対比させれば、「大和図形」と呼ぶことができるのだ。
 つまり、小は原子の世界から大は宇宙に至るまで、正多面体を基本構造にして作られているこの世界は、根源的な部分が、すべてこの二つの比率になっているといっても過言ではないのである。
 宇宙の根源的な二つの比率を持つ図形を、私が「神の図形」と呼んだのは、こういう意味からである。逆にいえば、この五つの多面体を追求していくと、宇宙の基本的な謎も解けるのである。
 それでは、いよいよ「神秘の古代図形」「大和図形」と「黄金図形」について、詳細に紹介していく。
 今回、新装増補版を著すにおいて、私は正多面体とともに永年の研究テーマであった「アルキメデスの立体」と呼ばれている13個の準正多面体について“初公開”した(5章参照)。
 ぜひ、本書を通して神秘図形のすごいパワーを感じていただければ、幸いである。

プロローグより

 

ついに解明された謎の古代図形カバー

秋山清著
2415円(税込)
四六上製本
288ページ

■著者略歴

秋山清
(あきやま・きよし)


昭和23年、静岡県藤枝市生まれ。子供の頃より幾何学や天文学に興味を示し、特に高校の時、フィボネッチ数列に関心を持つ。昭和50年、日本大学大学院理工学研究科修士課程修了。工学修士。
特に分子の立体構造に関心を持ち続けていたが、昭和61年頃から本格的に多面体の研究に専念。同時に宝石や鉱物の世界にも関心が深くなってきている。
現在は、コスモ研究所所長として形の研究と、各方面で講演や指導に当たっている。最近は水晶の形とエネルギーの関係についての研究を行い、その特殊な仕組みを形の面から明らかにしている。

 

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