一瞬で自分を変える8タイプ旅行術

トラベルサイコセラピー「旅行の心理療法」


癒しのある旅行スタイルは?
「あなたのための旅行」を見つけよう!

●自分の現在の状態を知る
●一人旅行向きか二人旅行向きか
●旅行先はどこがいいか
●旅行先での過ごし方は
●本当に「行ってみたい」と心に決めるには

旅行と心理療法がドッキングしたトラベルサイコセラピーで自分を変える旅行をしてみよう!

あなたが癒される場所(旅行先)は?―8タイプに分類

性格特性診断テスト――診断ロジック&設問

  1. 各設問でAかBを、あまり考え込まないで直感的に選びながら、矢印に従って進んでください。
  2. 到達したタイプを確認し、次頁のタイプ別分類表で該当するタイプの旅行先の説明を参照してください。
    ※くわしくは2章86頁〜を参照


こちらをクリックすると拡大された図の別ウインドウが開きます。

あなたが癒される旅行先はどこ?

タイプ1チャレンジ精神を満たせる場所

 初めての体験ができる旅行先がおすすめ。異国の地を訪れたり、未体験のスポーツや文化に触れたりすることで好奇心を満たせる。思い切って世界一周! とまではいかなくても国内を巡るより海を渡るほうがいつもと違う感動を体験できる。

タイプ2創造を感じられる場所

 感性が刺激される旅行先がおすすめ。たとえば芸術や文化に触れられる場所に出向くことで自分らしくあることを再確認できる。日本古来の美しい建築物、洗練された庭園、美術館など、「いいな」と感じるものがある場所に足を運んでみるといい。

タイプ3時代の風を感じられる場所

 静かな場所よりもにぎやかな旅行先がおすすめ。国外なら多くの人が訪れるにぎやかな街、国内ならテーマパークなど。屋台の食べ物や話題のレストランなどで、そこならではの食べ物を味わうのも気持ちを高めてくれる。

タイプ4歴史を感じられる場所

 歴史を感じられる旅行先がおすすめ。世界遺産や歴史的な建築物、自然が作りだした壮大な風景やいにしえの人の知恵の結晶など。楽しみを増すコツは、事前に情報収集すること、現地の人と会話を楽しむこと。生の体験で癒され、活力を養ってくれる。

タイプ5国内で“楽しい”を追求する場所

 日々の幸せをさらに大きくふくらませる旅行先がおすすめ。郷土料理を楽しんだり、欲しかった民芸品を探しに出向いたりと、日常を豊かにする旅が心を満たしてくれる。
 国内で“好きなもの”を追求するのが豊かな気持ちになれるポイント。

タイプ6ただそこにいることが贅沢と感じられる場所

 贅沢に過ごすひとときを感じられる旅行先がおすすめ。のんびり行く船旅や、老舗の温泉旅館でゆったり過ごしてこそ心が満たされる。旅のプランも、あわてず急がずゆっくり考えるほうがいい。こだわり抜いて選んだホテルや旅館などが癒しのスポットになる。

タイプ7美しい自然を感じられる場所

 生きとし生けるもののパワーを感じられる旅行先がおすすめ。観光名所より、大自然の息遣いが聞こえるような原生林や、地球の営みが肌で感じられるところ、動植物に触れられるところがいい。大勢の人でにぎわう場所より、静かな場所がより癒される。

タイプ8“自分らしさ”を感じられる場所

 深く思い入れのある場所がおすすめ。かつて訪れた思い出の地や、人生のある時期を過ごした場所がよい。また、大切な人と、新たな思い出をつくりに出かけるのもおすすめ。その場合は、ふだん過ごす環境と180度違う場所を訪れるのがポイント。

 

  「プロローグ」より

癒しのある旅 癒しのない旅

○期待して旅行に行ったのに癒されないのはなぜ?

 あなたは、旅行が好きですか?
 旅行に行くと、いつも楽しく思い出満載で帰ってきますか?
 旅行に行く前は元気がなくても、旅先での出会いでエネルギーをいっぱいもらい、リラックスして帰ってきますか?
 もし、いつでもそういう旅行ができているなら、あなたは旅行の達人かもしれません。なぜなら、あなたが、そのときどきの自分にピッタリ合った旅行先を選んでいる証拠だからです。
 でも、なかなかそうはいかない人も多いと思います。
「すごくいいところだよ」と人にすすめられて旅行に行ったのに、あまりリラックスできなかったし、綺麗なところだなあとも思えなかったとか。
「みんなで行けばきっと楽しい!」とワクワクしてグループで旅立ったのに、帰るころには友だちとケンカしてしまい、気まずくなったとか。
 せっかくの旅行なのに、楽しくなかった、かえって疲れちゃったという経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
 この本は、そんな「癒しのない旅」を自分にやさしい「癒しのある旅」に変えるにはどうしたらよいか、あなたといっしょに考えていく本です。
 もっと旅を楽しむにはどうしたらよいのか、きっとあなたにぴったりの旅行スタイルを見つけていただけると思います。
 こんにちは。あらためまして、私は地蔵保幸といいます。心理カウンセラーで、トラベルサイコセラピストです。
 ところで、『トラベルサイコセラピー』という言葉を、あなたは聞いたことがありますか? 初めて耳にされた人も多いのではないでしょうか。
 トラベルサイコセラピーって、何だろう?
 トラベルというからには旅行? 旅行とサイコセラピー(心理療法)がどう関係あるの? と思われるかもしれません。
 トラベルサイコセラピーとは、一言でいえば、旅行を活用した心理療法です。
 つまり自分に合った、自分だけの旅行を見つけだし、それを経験することを通して、本来の自分と出会い、自らを癒す方法なのです。
 私はトラベルサイコセラピストになる前は、十数年間旅行関係の仕事に携わっていました。旅行代理店に就職した後フリーになり、旅行関係の会社経営も経験しました。そしてそれ以前は、旅行が大好きな学生でした。
 もちろん、プライベートでもたくさんの旅行を経験しています。
 海外は六〇カ国以上行きましたし、国内でも訪れたことのない都道府県はありません。
 いまでも、年に二〇回は旅行をしています。旅行は私にとって癒しであり、自分にエネルギーを与えてくれる恵みなのです。
 けれど、あるときから、旅行に対して疑問をもつようになりました。
 私にとって大好きな、活力をくれるはずの旅行に行っても、元気になれないときがあるのです。
 それまでは、まだ行っていない国があればそこに行きたいと思い、どんな国に行っても楽しい気分になれると思っていたのに、そうはならないときがある。
 なぜなんだろう? なぜ楽しいはずの旅行に行って、癒しになるどころか、かえって疲れてしまったり、がっかりした思いを抱いて帰ることになるのだろうと、ずっと自問自答していました。
 折しも、思うところがあってそれまでの旅行関係の仕事から離れ、新たに心理学の勉強をし、心理カウンセラーとして、大きなストレスを抱えている人たちへのカウンセリングを始めたころでした。
 そして、ある人との出会いが、私にトラベルサイコセラピーの必要性をはっきりと感じさせてくれたのです。

(略)

○「ありのままの私」でいられる場所を求めて!

 トラベルサイコセラピーは、旅行を通して「ありのままの自分」に出会うためのセラピーです。
 このストレスの多い現代社会では、私たちはいろんな環境に左右されて、少しずつ自分の立っている場所がズレていきます。
 とくに日本人には人目を気にする国民性がありますから、「人からこう見られたい」「そのためには、こうでなければいけない」と自分に無理をさせがちです。そして、はっと気がつくと“自分じゃない自分”になってしまっていることが多いのです。
 それをもっと放っておくと、自分の心や身体が壊れてしまうことだってあります。どうもいまの自分はおかしい。疲れすぎて、自分が本来はどんな人間だったか、思いだせない気がする。
 そんなふうに感じたら、いまの環境をちょっと抜け出して、旅行に出かけてみませんか。
 私は自分の立ち位置がズレてきたな、自分じゃない自分になってきたな、と感じると必ずある場所に旅行に行きます。その場所はといえば、ラスベガス。有名なカジノの街が、私が心からリラックスできて、ありのままでいられる場所なんです。
 本当を言えば、私は飛行機が苦手です。隣りに知人がいたら、手を握っててほしいと思うくらい、恐い。旅行関係の仕事を十数年もやっていたくせに、いまでも乗るとダーッと冷や汗が出るんです。それでも、自分にとって最高の癒しになってくれる場所に行くためには、長いフライトにも耐えてしまうのが我ながら不思議です。
 でも、「どうして癒しの場所がラスベガスなの?」と人からよく聞かれます。自分を癒しに行くなら、もっと静かで、人のいないところがいいんじゃないの? と。
 じつは私は、人と会うこと、人と話すことがとても好きなんです。人と触れ合うこと、人の笑顔を見るのも大好きです。だから疲れて静養に行くのでも、どこかで人の気配がするところが好きなんです。
 ラスベガスはカジノがありますから、街も人々も二四時間起きています。私が遅い時間に到着してしまい、深夜になってお腹が空いたと思っても、どこかに必ず食べるところがあるし、下に降りてカジノで楽しむこともできる。余談ではありますが、投資が私の趣味なので、カジノで大勝はしなくても負けたことがないのが自慢です。
 あとミュージカルも好きなので、ラスベガスに行ったら必ずショーも見ます。私は「感じること」、つまり感性を磨くことがカウンセラーには必要だと考えているので。ピエロやパントマイマーの行なうさまざまなパフォーマンスや、スタンダップコメディアンによるショーをよく見ます。
 このように、ラスベガスでは私一人だけでも楽しめるし、好きな物を好きな時間に好きなだけ食べることもできるし、人との触れ合いも十分に満たされるから寂しくない。さまざまな面で私を満喫させてくれるのです。
 ラスベガスでいつも泊まるのは、中心地にある古いホテルです。「もっといいホテルに泊まればいいのに」と言われることもあるけれど、私にとっては、十数年前から泊まり続けているこのホテルの、ちょっと黴臭い匂いや、なじみのあるロビーやホテルマン、顔なじみのディーラーたちの存在がないと、癒しの場所にはならないのです。
「またあそこに行けば元に戻れる」「エネルギーでいっぱいになれる」と思える、大切な場所ですから、そのホテルとスタッフがこれからもずっと変わらないでいてくれることを、私は切に願っているのです。
 あなたも、トラベルサイコセラピーを活用して、そんな場所を見つけてみませんか? 旅行を通じてありのままのあなたと出会い、大切な自分を元気な自分に戻してあげませんか?
 そうしてみてもいいなと思ったら、私といっしょにこの本で、あなただけの旅行の計画を立ててみましょう。そして、実際に旅立ってみてください。きっとその経験は、あなたに癒しとエネルギーをもたらしてくれるはずです。

 

『妻業・夫業』 NPO法人「こころーfactory」理事長
地蔵保幸著
1470円(税込)

■著者略歴

地蔵保幸
(じぞう・やすゆき)


NPO法人「こころーfactory」理事長。心理カウンセラー(ニュービギニング)、トラベルサイコセラピスト。経営コンサルタント。旅行と心理療法を融合させたトラベルサイコセラピーの創始者。
旅行代理店に勤務後、十数年にわたり旅行関係の会社を経営。プライベートでも大の旅行好きで、絵画は60ヵ国以上、国内も全都道府県を訪れる。
「お客様が満たされる心のサービス」をモットーに、旅行関係をはじめとする複数の業界でのマネジメントを経験し、そこで培われたさまざまな人間関係と、非言語コミュニケーション(ピエロ、パントマイマー、スタンダップコメディアンの表現様式など)の研究から、独自のコミュニケーション技術を確立。その後、ニューヨークにあるアルバートエリス研究所など多数の専門機関で心理学を学ぶ。「個性を生かすコミュニケーション技術が、円滑な人間関係を築く」という信念のもと、現在はがん患者や一般への心理カウンセリングも行なっている。また、企業や団体向けに、認知行動心理学をベースに「生き抜くための演技力」「営業力は営業力」などの講演、セミナー、コンサルティングなどを行ない、個人が参加できる各種セミナーも開催中。座右の銘は「俺が俺がの我でゆくよりも お陰お陰の下で暮らせ」

 

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