危険!テレビが幼児をダメにする
現場カウンセラーが明かす驚くべき事実
言葉の遅れ、思考力の低下、自閉症児の原因が判明
小さいときに言葉の遅れや落ち着きのない子どもでも、テレビを3年以上一切とめてきちんと相手をしてやると、言葉も出てきて会話になり、知能もだんだんと上がることがわかります。
どうか大切な子どもを言葉の遅れや知能が遅れたまま大きくしないようにテレビを消して育ててください。
- 子どもの脳の発達を妨げるテレビ
★初めて明らかになったこれだけの弊害
- テレビを消したら子どもが生き返った
★言葉が出なくて、目の焦点が合わなかった子がみるみる変化
- 誰も知らない、言わない! テレビの悪影響
★思考力低下の最大原因はこれだった!
- 最も怖い「自閉症」!!
★見逃してはならない子どもからの数々のサイン
- テレビの視聴時間をうまく減らすコツ
★今日から、今すぐからでも実践可能!
■テレビをやめたら言葉の遅れた子どもが現役東大生に!
私が子どもの成長とテレビの害について問題提起をしてから、すでに20年以上経ちました。その後、急速なビデオの普及もあり、その害はますます深刻化しています。
しかし、私の提言は一部の人たちを除きなかなか受け入れられず、いまだに朝から晩までテレビをつけている家庭がたくさんあります。そこで、再度この問題を訴えたいと思い筆をとりました。
しかし、一方ではすでに20年以上にわたって言葉の遅い子を指導してきたお陰で、初期に指導した子どものなかからは、立派な社会人になったり、大学に合格する子も出てきました。
なかでもうれしかったのは、孝子さんからの年賀状でした。
「謹賀新年 永らく御無沙汰しておりますが、お元気ですか。私が訪ねたのは高校1年の頃だと記憶しておりますが、あれから一浪して大学に入り、来年3月からは念願かなってスチュワーデスになることになりました。岩佐先生をはじめたくさんの方々のお陰と感謝の思いで一杯です」
孝子さんのお母さんは、2歳半のときに言葉の遅れに気づき、あちこちの相談所に連れていきました。
どこでも、“そのうちしゃべるでしょう”という気安めしかいわれず、不安に思っていたところ、3歳4カ月のときに私が書いた新聞記事を読み、1日中つけていたテレビをやめてカセットのコードもはさみで切りました。
そして毎日朝から晩まで必死で話しかけをしました。3歳7カ月から保育園に入れましたが、もちろん何もできず、うろうろしてその辺でオシッコをもらしてしまう状態。困惑している先生には頭を下げて、園に置いてくださいと頼み込む毎日が続きました。
私のやっている「ルナ子ども相談所」にきたのは4歳5カ月のとき。
そんなに必死に話しかけをしなくてもいいですよと助言し、休みのときは家でのんびり過ごすこと、行事など皆と一緒にできそうもないときは休ませることにしました。
そうしたら、堅かった顔つきも少しずつやわらかくなり、言葉も伸びて、だんだんと会話ができるようになってきました。
5歳1カ月のときに知能検査をしましたが、この時点では知能指数は85でふつうよりやや低い状態でした。
小学校は普通学級に入り、成績はほとんどが「ふつう」で、学校では友達もおり、会話もよくできるようになっていました。中学では、偏差値は66あり、私立の高校に入りました。徐々に知能が上がっていったことがわかります。
ここでちょっと申し添えておきますと、知能指数と偏差値は測定方法も考え方も違うのですが、一番大きな違いは平均値です。知能指数は平均値を100としていますが、偏差値のほうは50が平均値です。
したがって大雑把に考えると、偏差値66は知能指数でいうと、132になります。ですから、5歳のときは知能指数85で「中の下」であったものが、中学のときは「優」のレベルまで上がったことになります。
次に驚いたのが健司君です。今年、お母さんからこんなはがきがきました。
「前略。お元気でお過ごしの事と思います。息子もこの四月一日で19歳になりました。去年は東京大学『理』現役合格。山形で(運転)免許、滋賀で交通事故を起こし、大変な1年でした。今は塾の講師で大学をさぼりまくり、世田谷の下宿先はマージャンや友達がよく泊まりにくるみたいで、何のために東京に行っているやら、先が思いやられます。つきましては、(本人の)住所が変更になりましたのでお知らせします」
初めて健司君に会ったのは、福井県の山の中の保育園でした。
言葉が遅く動き回って大変なので集団の中に入れたら少しは言葉も覚えるのでは、といわれて2歳のときから保育園に入れました。
しかし、毎日勝手に外に飛び出し、水道の水を出して庭に撒き散らすばかり、雪が降っても平気で外に出て行ってしまいます。
困りはてた園長さんからの依頼で保育園を訪ねたのは、健司君が2歳11カ月のときでした。
単語は少しはしゃべるのですが、何を話しかけても知らん顔、会話になりません。
保育園はそのまま続けることにして、家庭でのテレビを一切とめてもらうことにしました。効果は、その一カ月後に出ました。保育園では外へ飛び出さなくなったのです。
少しずつ言葉も増えて、会話ができるようになったのが更に半年後、3年かかって知的にも上がり、普通学級に入ることができました。
その後大阪に引っ越し、2年前の夏にお母さんから電話がありました。
よくなった健司君に一度会ってほしいとのことで、出張相談のときに会いましょうという話をしていたのですが、本人が今僕は大学進学のために塾へ行く予定をしているのでそんな時間はないということになり、結局会えませんでした。
しかし、自分で計画を立てて勉強し見事東大への合格を果たしたのですから立派です。
このように、小さいときに言葉の遅れや落ち着きのない子どもでも、テレビを3年以上一切とめてきちんと相手をしてやると、言葉も出てきて会話になり、知能もだんだんと上がることがわかります。
どうか大切な子どもを言葉の遅れや知能が遅れたまま大きくしないようにテレビを消して育ててください。
はじめにより |
最近、日本小児科学会などが、「乳幼児のテレビ・ビデオ長時間視聴は危険です」
との提言するなど、乳幼児にテレビ・ビデオを長時間見せると、言語発達に遅れが見られるなど、心身の発達にゆがみが生じる危険が高いとして、乳幼児のテレビ視聴を控えるよう、警鐘を鳴らしています。米国小児科学会も五年前に同様の勧告を行っています。
本書は、平成10年初版ですが、著者は長年にわたって、「テレビに子守りをさせないで」と訴えてきました。
|
岩佐京子著
1365円(税込)
四六判 |
■著者略歴
岩佐京子
(いわさ・きょうこ)
1937年東京に生まれる。1961年早稲田大学文学部心理学科卒業。井之頭病院、代々木病院の臨床心理員を経て、現在ルナ子ども相談所所長。
1968年より1977年まで、東京都の保健所で3歳児健診の心理相談に従事。
1982年より1984年まで、群馬県伊勢崎市健康管理センターで1歳半健診の言葉の指導を行う。主な著著は『テレビに子守りをさせないで』『ぼく しゃべれたよ』水曜社刊。 |
|
Copyright (C) コスモトゥーワン,cosmo21. All Rights
Reserved.
|