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要約力を鍛えるとどんな子も「本物の国語力」が身につく

ヨウヤクリョクヲキタエルトドンナコモ「ホンモノノコクゴリョク」ガミニツク

ノダ式 最速90日で偏差値20アップは当たり前

野田眞吾著

たったこれ一つやるだけで国語が得意科目に

国語ができなくて本当に困っている子に救いの手をさしのべることをライフワークにしてきた著者。これまで30年間で5000人以上の生徒を指導。その中で、国語の力を最短でつける、これしかないという学習法(指導法)を確立、実践してきた。それが、本書で紹介する、国語問題集の問題文を要約する学習法、すなわち“要約文学習法”なのです。

主な内容

1章 最速九〇日で一気に国語力を高める「要約文学習法」
2章 要約文学習法の効果を高める基本中の基本
3章 要約文を書いてみよう
4章 国語力を高めるもう一つの方法「語彙力アップ」
5章 テストの点数をすぐに二〇点上げる五つの方法

詳細な目次のページを開く

要約力を鍛えるとどんな子も「本物の国語力」が身につく
価格
1540円(本体1400円)
判型
四六判
頁数
182 頁
発行日
2013.5.21
ISBN
978-4-87795-261-7

立ち読み

はじめに

 お子さんの国語ができなくて悩んでいませんか。
 塾に行っても国語ができるようにならない、問題集をやってはいるがいっこうに成績がよくならないという悩みをもっていませんか。
 試験結果の良し悪しは時の運、問題との相性がよければ得点できるし、合わない問題の場合は低い点数になるのは仕方ないと思われますか。
 中には、わが子の国語の成績は何をしてもよくならないとあきらめている方もおられるかもしれません。
 もちろん、国語の勉強は何にもやっていないという場合は致し方ありませんが、塾に行き、問題集にも取り組んで一所懸命努力しているはずなのに、お子さんの国語の成績が伸びないとしたら、その理由は簡単です。
 これまでの学習法が間違っているのです。学習法を間違えていては、いくら時間をかけてもそれはただ徒労に終わってしまいます。
 私はこれまで三〇年間にわたって、中学受験生から大学受験生まで一五〇〇人以上の受験生を指導してきました。非受験学年の生徒も加えると五〇〇〇人はくだらないでしょう。
 その長い指導経験において、国語の力を最短でつけるにはこれしかないという学習法(指導法)を確立し、実践してきました。それが、国語の問題集の問題文を要約する学習法、すなわち“要約文学習法”です。
 子どもの書いた要約文を見ると、その子の実力が一目でわかります。本文の大切なところがきちんと読み取れているかどうかはもちろん、指示語の内容を正しく理解できているかどうかもわかりますし、語彙力がどの程度なのかもわかります。
 長年、国語の指導をしてきて、国語の成績がいい子で要約文の下手な子は見たことがありませんし、また国語の苦手な子で要約文を上手に書く子も見たことがありません。このように要約文を書く力がどの程度あるかが、子どもの国語力をはかる大切なバロメーターになるのです。
 言い方を替えれば、要約文を書く力をしっかりつけていきさえすれば、子どもの国語力は間違いなく伸びていきます。それは、私の過去三〇年間の国語指導で出会った子どもたちが証明してくれています。
 私は、国語ができなくて本当に困っている子に救いの手をさしのべることをライフワークとしています。一人でも多くの子どもたちが、この“要約文学習法”によって、それまで何をやっても点数の取れなかった苦手教科の国語を得意科目にするお手伝いをしたいと思っています。
 この本に出合った親御さんが、「わかった! できた!」と喜んで国語に取り組むお子さんの姿に巡り会うことを願ってやみません。

目 次

もくじ・・・要約力を鍛えるとどんな子も「本物の国語力」が身につく

はじめに

1章 最速九〇日で一気に国語力を高める「要約文学習法」

本当に国語ができるようになりたいですか?

国語力を高めるもっとも効果的な方法“要約文学習法”

要約文学習法で偏差値三五から七〇へ

最速九〇日で国語力を高める驚異の“要約文学習法”

なぜ要約文学習法がいいのか

◎文中の読みどころを見分ける

◎パソコンはいくら?

要約文学習法で記述問題にも強くなる

「天声人語」の要約は本当に国語学習に有効か

社会に出てからも要約力はものをいう

2章 要約文学習法の効果を高める基本中の基本

要約文学習法七つのルール

一 三カ月続ければ手応えを必ず実感できる

二 国語問題集の問題文を要約する

三 表現がおかしてくもいいから長めに書いてみよう

四 一週間に二つの要約文を書こう

五 文体を統一する

六 一文の文字数は四〇〜六〇字

七 一行あけて書く

「文のねじれ」をなくすことも要約文の基本

短文作り学習法

◎「呼応の副詞」を使って短文作り

◎接続詞を使って短文作り

◎指定された言葉を使って短文作り

◎「〜だが、〜。」の形をマスターしよう

◎「〜のに、〜。」の形をマスターしよう

文章の内容を話してみよう!

◎物語の内容を話してみる

◎『星の王子様』を話してみよう

3章 要約文を書いてみよう

まずは短い文章からはじめよう

◎一文で簡潔にまとめる

◎文の順序を入れ換えて書く

◎二文を一文にまとめる

◎指示語の言い換えと語順の入れ換え

指示語問題も決め手は要約力

段落単位の要約文にチャレンジしよう

論理的文章の要約文を書いてみよう

要約文の実例【ビフォー・アフター】

4章 国語力を高めるもう一つの方法「語彙力アップ」

語句の意味を調べよう!

◎漢字練習のときはまず意味から入る

1本当に知らないものだけを調べる

2ノートに書いて終わらない

3文全体で考える・4覚えるのではなく自分の頭でわかる

5具体例を思い浮かべる

6大人に聞く

◎「どういう意味?」という声があがりはじめます

5章 テストの点数をすぐに二〇点上げる五つの方法

親がしてはいけないこと、親がすべきこと

◎すぐに口をはさむ

◎点数ばかり気にする

「文中に答えがある」はウソ

文章の映像化

◎同じ動作をしてみよう

◎絵を描こう

当たり前のことを当たり前にできるように

◎受験で失敗するパターン

◎質問にぴたりと合わせて答える

◎何よりも「普通」が大切

◎国語問題で求められる「普通」とは

◎「普通」から選択肢を選ぶ

得点できない原因の多くはここにある

◎なぜ正解が出てこないのか

◎問いにはじまり問いに終わる

◎言葉を最後まできちんと言う習慣が大切!

◎条件に合わせて答えよう

◎せっかくわかっているのに得点できない悔しさ!

 

あとがき

プロフィール

野田眞吾(のだしんご)

1958年福岡県生まれ。高度経済成長期を九州の炭鉱町で惣菜屋の次男として育つ。大学卒業後は大手進学塾に勤めるかたわら大学院に進学し、平安女流文学を研究。都内の私立中高一貫校で15年にわたって教壇に立つ。ある高2の生徒に国語指導をし、わずか8カ月で偏差値35から70にアップさせる。その指導の特徴は「要約文学習法」にある。30年間、数多くの受験生を指導し、要約文を書く学習法が国語の成績を伸ばす一番の近道であることを実証。現在は、インターネットを利用して日本全国だけでなく、海外在住の生徒の国語指導も行っている。また、毎年夏には関東を中心に出張家庭教師の活動も行っている。エズ・インターナショナル代表。