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総合出版 コスモ21

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人の心の見抜き方

ヒトノココロノミヌキカタ

人間関係が良くなる!心理学入門

本郷陽二著

相手に好感と信頼を得られる人になるために!

毎日、いろいろな人とつながりを持って生活している中で、相手の心が読めれば、それに対応した態度が取れるので、ビジネスでもプライベートでも、その関係はスムーズになるはずだ。この本では、良い人間関係作りのテクニック、しぐさや癖で相手を読む心理術、トクする会話・交渉術、親しくなるためのテクニックを紹介する。

主な内容

はじめに*人の心を見抜く達人になろう
第一章●自然に「イエス」と言わせる関係作りのテクニック
第二章●しぐさや癖を読む心理術で相手の本心が簡単にわかる
第三章●一歩譲ってトクをする会話・交渉術
第四章●誠実さを伝え、親しくなるためのテクニック
おわりに*ひと回り大きな生き方を

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人の心の見抜き方
価格
1430円(本体1300円)
判型
四六判
頁数
160 頁
発行日
2014.2.28
ISBN
978-4-87795-283-9

立ち読み

はじめに*人の心を見抜く達人になろう

 あなたは、「人生の成功のカギ」はどこにあると考えるだろうか。もちろん、現在、自分が置かれている立場やポジションによって、返ってくる答はさまざまだろう。
「仕事の能力だろう。能力なくして成功はない」
「カギは人脈だ。幅広い人脈があれば必ず成功できる」
 確かに、能力も人脈も成功を勝ち取るための重要なアイテムであることは間違いない。しかし、カギはもっと基本的なところにある。
 上司や仕事相手といかに意思が通じるか、つまり、人間関係こそが成功をもたらすと言えるのではないか。
 どんなに能力が人よりあると自負していても、それが独り善がりでは長続きしない。一時的な実績に満足していて、人間関係が下手な人は組織からはじき出される。とりわけ「和」を重んじる日本の組織では、スタンドプレーに対して向けられる視線は厳しいものがある。
「自分勝手な人だ。まったく付き合いにくいな」
 周囲からそんな評価が下されることになるのは必然。せっかくの能力も“宝の持ち腐れ”で終わってしまうことになりかねない。
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」という言葉がある。この「敵」を「敵対する人間」ではなく「自分と向き合う相手」と考え、「百戦」は「人間関係」と置き換えてみてはどうだろう。
 つまり、「相手のことをよく理解し、そのうえで自分自身の状況を考えれば、より良い人間関係が築ける」と読むことができるのではないか。
 また、人脈があると誇っていても、それは会社という組織がバックにあってのこと。そのことを忘れ、天狗になっていると足をすくわれることが少なくない。
 人間関係の達人というのは、相手の感情をつかめる人と言い直してもいいだろう。
 私たちは毎日、いろいろな人とつながりを持って生活している。そんなとき、「あの人が何を考えているか、わかったら……」「どんな傾向の人か、わかったら……」と思うことがあるだろう。相手の心が読めれば、それに対応した態度が取れるので、ビジネスでもプライベートでも、その関係はスムーズになるはずだ。
 この本では、良い人間関係作りのテクニック、しぐさや癖で相手を読む心理術、トクをする会話・交渉術、親しくなるためのテクニックを紹介する。読み進むうちに、気づかなかった相手の性格や深層心理がわかり、さらに相手とのかけひきのコツもわかるはずだ。
「相手の心を知る」というのは、より良い人間関係を作る基本だ。この本で、「人の心・気持ちを見抜く達人」になってほしい。そして、相手に好感と信頼を得られる人になってほしい。本書があなたの人生の大きな力になることを願っている。

目 次

もくじ・・・人の心の見抜き方

はじめに*人の心を見抜く達人になろう

●第一章●自然に「イエス」と言わせる関係作りのテクニック

1.すんなり相手に気に入られる意外なテクニックがある

2.「仕方がない」と思わせて「イエス」と言わせる

3.釣り球をうまく使って「イエス」を引き出す

4.「イエス」を引き出すシンプルな三つのテクニック

5.依頼するとき、好感を持たれながら「イエス」と言わせる話し方

●第二章●しぐさや癖を読む心理術で相手の本心が簡単にわかる

6.「まばたき」と「目線」でわかる相手の本音

7.手指の動き、しぐさから相手の本心を読む

8.腕組み、脚の動きで拒否のサインがわかる

9.相手の性格を口癖・言葉遣いで見抜く

10.失意の人には共感を示して本心を見抜こう

●第三章●一歩譲ってトクをする会話・交渉術

11.成功した人の謙遜の言葉にはご用心!

12.親しくなるほど一歩譲り、相手を気遣う高度な交渉術

13.人間関係の第一歩は教えてもらうことから始まる

14.嫉妬心が強い人の特徴を見抜き一歩譲って立ち回る

15.答えを早く導き出す二者択一の会話術

16.報酬の支払い方次第で仕事の効率と精度がアップ

17.相手の反発を巧みにかわす会話のコツ

18.言葉癖に注目すれば交渉はうまくいく

19.意外な一面を見せると相手の気持ちをつかめる

20.威厳を示したい人の心理と行動を読む

●第四章●誠実さを伝え、親しくなるためのテクニック

21.上司に好かれるコツ―「真似る」は「学ぶ」

22.相手の性格を観察して、報告の仕方を変える

23.「共通の敵」を作れば、ギクシャクしている人とも親しくなれる

24.人をほめる場合は最初に少しけなすのがコツ

25.もう一度会いたいと思わせる決めゼリフとは

26.聞き上手になれば評価が上がる

27.理解を深めたい相手とは美味しい食事と良い環境の場で

28.誠実さを伝えるちょっとした気くばりテクニック

29.「自分に何ができるか」と誠実に語ったマジック・ジョンソン

30.「従業員は事業の協力者である」が信念だったリコー創業社長

 

おわりに*ひと回り大きな生き方を

参考資料

プロフィール

本郷陽二(ほんごうようじ)

東京都生まれ。早稲田大学文学部仏文学科卒業。光文社カッパブックス編集部で『冠婚葬祭入門』(塩月弥栄子著)のシリーズなどを担当。その後、編集企画プロダクションを設立。ビジネスや発想法、歴史分野の著作で活躍。

主な著書に『頭がいい人の敬語の使い方』『頭がいい人は知っている日本語の品格』(以上、日本文芸社)、『人を動かす「ほめ言葉」』(中公新書ラクレ)、『美人の敬語』(宝島社)、『大人力を鍛える敬語トレーニング』(池田書店)、『頭がいい人のほめ方』『頭がいい人の謝り方』(以上、インデックス・コミュニケーションズ)、『失敗しない敬語のマナー』(ダイヤモンド社)、『言えそうで言えない敬語』(朝日新聞出版)、『仕事ができる人の敬語の使い方』(PHP研究所)などがある。