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総合出版 コスモ21

頭にいい、体にいい、楽しい本満載!

健康の真髄

ケンコウノシンズイ

長寿社会を生き抜く智恵——すべては「身・心・霊・魂」を磨くことにある

謝 長廷・周東 寛 共著

全体のバランスを整えることがもっとも大事!

台北駐日経済文化代表処代表と台湾出身の南越谷健身会クリニック院長が、長寿社会を生き抜く健康の真髄をテーマに対談した。政治の世界に身を置いてきた謝駐日代表は、漢方医の家系に生まれ、自らの使命を果たすためにも、健康維持は人生の重要なテーマだといいます。一方、周東氏は、総合診療医として、体全体のバランスを整える医療を目指している。

主な内容

1章 長寿社会を生き抜く健康の真髄
2章 政治の根本にある漢方の世界観
3章 体全体のバランスを整える医療を目指す

詳細な目次のページを開く

健康の真髄
価格
1540円(本体1400円)
判型
四六判
頁数
141 頁
発行日
2018.4.12
ISBN
978-4-87795-366-9

立ち読み

はじめに

 台湾第一の都市、台北で生まれ育った私ですが、日本は第二の故郷といえるでしょう。

 台湾で政治の世界に身を置いて約半世紀、これまでに成し遂げられたこともあり、まだまだ志し半ばなこともあります。そのなかで日本に駐日代表として赴任できたことは、私の人生でも大きなトピックのひとつです。

 まだ何者でもなく、夢と希望に満ちて無我夢中で過ごした青春時代の思い出深い地が日本です。学び、遊び、アルバイトにも明け暮れ、仲間と語らった日々は、とても充実したものでした。

 時を経て、駐日代表として2016年に来日し、たくさんの新たな出会いを得ました。そのなかのひとつが周東寛先生との出会いです。日本と台湾を医療でつなぐ周東先生の多岐にわたる活躍はこれまでも多くのご著書で紹介されていますが、常に前進し続ける先生の活躍が、本書からもまた伝わるはずです。

 私にとっては健康や霊の話、そして台日友好や、台湾の未来など、仕事を離れてなんでもざっくばらんに語らえる友を得られたことは大きな喜びです。

 漢方医の家系で育った私にとって、健康―体だけでなく身心が調和した状態を実現すること、身心を磨き高めること―は、常に人生の大きなテーマです。若い頃から一貫して、身心の調和について考えてきました。修行生活に憧れたことがあるほどです。

 このたび、本書の出版を通じて、これまで私が考え続けてきたテーマについて周東先生と深く語らい、見直す機会をいただきました(1章)。また、ひとりの私人として自由に考えを述べる機会を得られたことは望外の喜びです(2章は私が執筆し、3章は周東先生が執筆しています)。

 周東先生をはじめ、私を支え続けてくれている周囲の人々に心から感謝いたします。

 2018年3月

台北駐日経済文化代表処駐日代表(大使) 謝長廷

目 次

健康の真髄……もくじ

はじめに

1章 長寿社会を生き抜く健康の真髄

本当の話をしよう!【対談】

身心の調和なくして健康なし

漢方と西洋医学の垣根を越える

ポジティブな考えは長生きの基本

生命の謎への興味は尽きない

毒素を排出し、体の中に溜めない

忙しくてもできる健康法を身につける

家庭の役割、生命教育の重要性を伝えよう

トータルに考えることの真の意味を問う

【コラム】健康で長生きするための20の健康法

2章 政治の根本にある漢方の世界観

台湾と日本の友好関係に貢献したい

健康を維持することは人生の重要なテーマ

磁場と健康はつながっている

万物は磁場であること

意識と霊が結合すると大きなパワーを発揮する

物事をポジティブに考え前向きに対応する

肉体は霊のための〝載具〟

自分を客観的に見る訓練をした

物事には必ず原因がある

自然な状態を覚知する

どう使命を果たすか、どう本性を生かすか

水素の可能性に注目

耳鳴りから解放された

「流体太極」は誰でも気軽にできる新しい健康法

流体太極の基本手法

3章 体全体のバランスを整える医療を目指す

総合診療医として生きる

なぜ不調に悩む患者さんは増え続けるのか

医療は健康を維持するためのもの

全体をトータルに整える医療が必要

自分でコントロールできることはコントロールする

「幸せホルモン」を活性化する

【コラム】幸せホルモンを活性化する歌

ミトコンドリアを増やし、活性化することが健康の基本

ミトコンドリアの活性には水素が欠かせない

酸素やオゾンを摂り入れる際には水素を一緒に摂る

愛のある医療を続けていきたい

ゴキブリ体操

 

おわりに

プロフィール

謝 長廷(しゃちょうてい)

1971年 国立台湾大学法律学科卒業。大学在学中に弁護士試験をトップの成績で合格。司法官試験も合格。1974年 日本・京都大学法学修士。1976年 日本・京都大学法学博士課程修了。1981~1988年 台北市議会議員。1989~1995年 立法委員(国会議員)。1998~2005年 高雄市長。2000~2002年 民主進歩党主席。2005~2006年 行政院長(首相)。2007年 第12代総統選挙民主進歩党候補者。2016年6月9日から台北駐日経済文化代表処代表。

周東 寛(しゅうとうひろし)

1978年昭和大学医学部卒。1986年駅ビル医院「せんげん台」を開院し、1990年に医療法人健身会を設立して理事長に就任。2003年南越谷健身会クリニックを開院し、院長に就任。昭和大学医学部兼任講師。獨協医科大学非常勤講師。医学博士。西洋医学に東洋医学を取り入れ、食事指導、運動指導や最新の検査機器を導入して予防医学にも尽力。身心医学療法にも取り組み、トータルヘルスを実践。