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総合出版 コスモ21

頭にいい、体にいい、楽しい本満載!

「足指」の力 体の不調がスッと消える 3分つま先立ち体操

「アシユビ」ノチカラカラダノフチョウガスットキエル3フンツマサキダチタイソウ

腰痛・ひざ痛・頭痛から肩こり・慢性疲労まで/16万回以上の施術で解明

山田 真著

足指をしっかり使って歩いていますか?

「近頃、下半身が弱くなった」
「いつも疲れがある」
「慢性の腰痛がなかなかよくならない」
「ひざ痛がひどく歩くのが苦痛」
「ずっと首、肩のこりや頭痛が続いている」
「毎晩よく眠れない」
「無気力でやる気が出ない」
こうした症状を訴える人が増えているといいます。
16万回以上の施術を行なってきた著者は本書の中で、体の不調の始まりは足指にあり、足指の強化こそ健康の土台であることを明らかにしています。
具体的な足指のケアと強化方法も示しています。その中心となるのが3分「つま先立ち体操」です。本書で足指の働きを理解すれば、すぐに取り組むことができます。一回3分ですから、すぐに始められます。

主な内容

1章 体の不調の始まりは足指にあり!
2章 施術で解明! 足指の強化こそ健康の土台
3章 3分「つま先立ち体操」実践編
4章 一生自分の足で歩けるために

詳細な目次のページを開く

「足指」の力 体の不調がスッと消える 3分つま先立ち体操
価格
1540円(本体1400円)
判型
四六判
頁数
192 頁
発行日
2021.4.12
ISBN
978-4-87795-399-7

立ち読み

はじめに

「近頃、下半身が弱くなった気がする」

「疲れてすぐ横になりたくなる」

「慢性の腰痛がなかなかよくならない」

「体の冷えやむくみが気になる」

「ずっと首、肩のこりや頭痛が続いている」

「よく眠れない」

「無気力でやる気がでない」

 こんな症状でお悩みの方! その原因は、もしかしたら足の指をうまく使えていないことにあるかもしれません。

 私は鍼灸整骨院を開業して12年、修業時代を含めますと20年近くになります。開業してこれまで、院では16万回以上の施術を行なってきました。患者さんが抱える心身の不調は、頭痛やきつい肩こり、胃の不調や冷え症、更年期障害、慢性疲労、不眠、膝痛、腰痛、ひどい生理痛……と、じつにさまざまです。

 それらに共通している根本的な原因が足指にあると言ったら驚かれますか。

 体に現われるさまざまな症状の根本原因は、じつは間違った足指の使い方にあるのです。

 私はそのことを患者さんにお伝えして、誰でも簡単に足指を強化できる「つま先立ち体操」をご自宅で毎日行なっていただいています。すると、足指をしっかり使った歩き方に変わります。それにつれて、長年苦しんできた症状が改善され、元気がみなぎってきます。行動範囲も広がり、生活の質も向上します。これまで、そんな様子を数多く見てきました。

 じつは、足指の大切さに気づいたのは、私自身の体験からです。体の不調を何とか改善したいと思い、毎日つま先立ちをして足指を使うようにしてみたのです。すると、長年苦しんできた体の不調が激変しました。

 それまで私は、いつも左後頭部に頭痛がありました。左首や肩にこりがあり、左のお尻から股関節にかけて鈍痛もありました。左足が冷えていて、その小指の付け根には痛みもありました。体の左側に症状が集中していたのです。

 ある日、何気なく両足それぞれで片足立ちをしてみると、左足で片足立ちをしたときだけふらふらして安定感が悪いことに気づきました。足元がどうなっているのかと思いよく見ると、左足の指先が丸まり反りあがっていたのです。

 これでは、足指をしっかり使って歩けないと思い、足指を強化するためにつま先立ちをはじめました。歩行時は足指を意識し、後ろに強く蹴って歩くように心掛けました。これをしばらく続けていると、今まであった症状が消えただけでなく、姿勢が良くなり、体の疲労感も改善していったのです。

 自分自身のこの体験から、足指の使い方の重要性を痛感しました。それ以来、当院に来院される患者さんの足指の状態を必ず診るようにしました。すると、じつに多くの方が足指に問題を抱えていることがわかりました。そうした患者さんには、自宅で毎日3分「つま先立ち体操」をしてみてくださいとすすめました。

 その結果は私の予想をはるかに超え、それまではどうすることもできなかった身体の不調がみるみる改善していったのです。

「つま先立ち体操」の具体的なやり方は本書の3章でご紹介していますが、この体操はわずか3分でできます。それを毎日継続します。

「つま先立ち体操」で不調が改善する理由は、これから本文を読み進めていただくと、はっきり見えてきます。まず、足指が体全体と密接につながっていることに驚かれるかもしれません。その仕組みを知ると、つま先立ちをするだけで、自分の身体にどんなに素晴らしい変化が起こるかが、おわかりいただけると思います。

 人は意外と自分の体のことをわかっていません。それは、自分の体に無頓着だったり、不調でもその原因の探し方がわからなかったりすることも関係しているでしょう。じつは、体の不調のサインは足指の状態に現われていることが非常に多いのです。本書は、皆さんがそれを見抜く手引き書であるとともに、足指から健康になれる実践書でもあります。

 人によって異なる体力や体調に合わせて、無理なく実行していただけるようになっています。さあ、一緒に健康への扉を開きましょう。

目 次

「足指」の力 体の不調がスッと消える 3分つま先立ち体操…もくじ

はじめに

1章 体の不調の始まりは足指にあり!

生涯寝たきりにならないカギは足指の使い方にある

びっくり! 足指を使えるようになると、こんな症状まで改善

重大な健康障害をもたらす二つのタイプの歩き方

「前面ルート」と「後面ルート」

姿勢が崩れる二つのパターン

(1)直線パターン

(2)対角線パターン

ウォーキングをはじめる前に歩き方をチェック

足指を使えないと現われる10の兆候

(1)転倒しやすくなる

(2)歩いていて、よく人に抜かれる

(3)下肢静脈瘤ができやすくなる

(4)足が太くなりお尻が垂れる

(5)仰向けで寝られなくなる

(6)お尻が突き出た立ち方をしている

(7)椅子からすんなり立ち上がれなくなる

(8)いつも肩や首がガチガチ

(9)常に疲れがとれない

(10)気分が沈んでやる気が出ない

2章 施術で解明! 足指の強化こそ健康の土台

弱った足のサインを見逃すな!

(1)足指の先が地面から浮いている

(2)外反母趾である

(3)扁平足である

(4)足の甲が高い

(5)タコやウオノメができている

(6)足指の間が硬い

(7)内くるぶしと外くるぶしの間が広がっている

(8)足周辺に血色の悪い血管が広がっている

(9)膝の上の部分と下の部分が捻れている

足の指と指の間をほぐすことが体にいいのはなぜ?

足指で特に大切な指は〇指

足指をしっかり使うだけで体の不調が改善

▼久しぶりにヒールの高い靴を履いたら左膝に激痛が

▼腰痛で授業を受けるどころではない

▼坐骨神経痛で足に常にしびれがある

▼死ぬまで肩こり、頭痛と付き合うことを覚悟していた

▼靴下を履かないと寝られない

▼両膝の間にこぶしが入ってしまうくらいのO脚

▼いつもヘトヘトで笑顔を忘れていた

▼毎月寝込んでしまうくらいの生理痛だった

▼毎日入眠まで1時間以上かかっていた

▼次々と出てくる症状に悩まされ続けていた

3章 3分「つま先立ち体操」実践編

「つま先立ち体操」の流れ

「プレエクササイズ」(つま先立ち体操前の準備運動)

〈1〉足指を広げるエクササイズ

〈2〉浮き指矯正エクササイズ

「つま先立ち体操」

〈1〉両足つま先立ち体操

〈2〉片足つま先立ち体操

「レベルアップエクササイズ」

〈1〉つま先立ちウォーク

〈2〉つま先立ちエアー縄跳び

〈3〉座位からのつま先立ち

〈4〉足指強化スクワット

〈5〉ブルガリアンスクワット(片足スクワット)

「つま先立ち体操」には足裏のツボを刺激する働きもある

〈1〉親指裏

〈2〉第2指と第3指裏の付け根

〈3〉第5指裏

〈4〉土踏まず

「つま先立ち体操」はふくらはぎのツボも刺激する

「つま先立ち体操」でかかとの硬さが和らぐ

4章 一生自分の足で歩けるために

座り方も歩き方と同じくらい重要

重心を崩さない立ち方

自転車利用の落とし穴

ルームランナーの落とし穴

足元を冷やさない

足指を使いやすい履物を選ぶ

いきなり薬を飲むのはやめよう

「リセット・インプット・アウトプット」を毎日続ける

「つま先立ち体操」感動体験記

▼「一度は諦めていた膝痛が改善」

▼「足指の使い方が原因と言われて最初は半信半疑だった」

▼「あれほど苦しかった症状が次々と消えた」

▼「指4本入るくらい開いていたO脚が改善」

▼「顎変形症も足元から来ていた」

▼「育児の合間の数分でできる」

▼「頭がくらくらする症状が消えた」

▼「尿漏れなどの産後の症状が改善」

▼「慢性的な胃の症状が出なくなった」

▼「右肩の激痛が無くなった」

おわりに

プロフィール

山田 真(やまだまこと)

まほろば鍼灸整骨院院長。美骨痩身サロンBELUNA代表。1972年生まれ。神奈川県横浜市出身。明治大学商学部卒業。明治東洋医学院専門学校柔整学科卒業。宮ノ森医療学園審問学校鍼灸学科卒業。柔道整復師、はり師、きゅう師。「幸せは健康の上に成り立つ」という信条の下、大学卒業後は健康関連事業で人の生活に貢献している明治乳業株式会社(現、株式会社明治)へ入社。入社4年を経過した頃、自分の独自色を活かして人の健康に貢献できないかと考え、脱サラして柔道整復師の資格取得を目ざす。7年間修業した後、平成21年大阪府吹田市に、まほろば鍼灸整骨院を開院。開院後、施術回数は16万回を超えるが、足元から全身につなげていく施術を行ない、足指を正しく使えるようにしたところ、患者さんの体の不調が劇的に改善。遠方からも評判を聞きつけて多数の患者さんが来院。

現在、来院する患者さんは筋肉の痛みだけではなく、内臓の不調、アトピー、頭痛、耳鳴り、めまい、姿勢矯正、産後骨盤矯正、発達障害、慢性疲労、自律神経失調症など多岐にわたる。