もくじ「まじめな親」の子育て 10の思い違い

はじめに
思い違いチェック1 親の「思い込み」を植え付けてしまう

 ――子どもの人生を歪めていないか

やり始めたことは何でもうまくやらねばならない
自分とは自分が達成した成果だ
否定的な感情をもつことはよくない
みんなに好かれるのはよいことだ
ミスをしたり助けを求めたりするのは弱さの表われだ

思い違いチェック2 子どもの通信簿のA評価よりC評価を気にする

 ――ときには「悪いことをしない」ことをほめてやる

子どもへの注目の仕方が間違っている
よい行いは小さなことでもほめてやる
ときには自制できたこともほめてやる
一つのCをとがめるより四つのAをほめる
子どもにとって親の注目は認められること

思い違いチェック3 子どもに一貫した態度がとれない

 ――言ったことを貫き通すと家族の枠組みができる

親の態度が一貫しないと子どもは親を試そうとする
ほめることや約束にも一貫性が重要
生活習慣は生活の枠組みをはっきりさせることから
夫婦の態度が統一されていることも大切
一貫性は子どもに安心感と安全感を与える

思い違いチェック4 「何でも話してね」と言いつつ自分の言葉を押し付ける

 ――率直で隠し事のない会話こそ唯一の手立て

オープンで効果的な話し合いをもつには
「権威主義的な親」
「説教する親」
「非難する親」
「まあまあ親」
アート・オブ・リスニング――聞くという技
「確かめながら聞く」
開かれたコミュニケーションと閉ざされたコミュニケーション
「アドバイス」
言葉によらないコミュニケーション
効果的なコミュニケーションが決定的に重要

思い違いチェック5 子どもを思うあまり「ああしろ、こうしろ」が多くなる

 ――直接の経験によって子どもが学ぶチャンスを大切にする

子どもに行動させ、その結果を経験させる
プロブレム・ソルビング(問題解決法)
「問題解決法」シナリオ1
「問題解決法」シナリオ2

思い違いチェック6 親は権威主義的であるべき

 ――親の権威に頼りすぎると子どもは反発する

家族に組み込まれた力のアンバランス
「家族会議」
チームとして協力する
兄弟げんかをなくすチームワーク

思い違いチェック7 親の「しつけ」はいつでも子どものためになる

 ――親の望みどおりにさせるのが「しつけ」ではない

しつけは怒らずにする
しつけは時を見計らってする
ののしらないようにする
効果的な罰し方
選択肢を与える
教えるように、しつける

思い違いチェック8 「親の言ったようにしていなさい」

 ――親の言葉と行いは食い違っていないか

親の行いは言葉よりはるかに強力
メディアの影響にどう対応するか
困難に対処できる能力を高めてあげる
行いは言葉よりも雄弁

思い違いチェック9 親の常識だけで子どもの事情を見る

 ――親の理解と支えが何よりも重要

子どもの何を伸ばし何を変えるべきか
専門的な介入を要する問題行動もある
注意欠陥多動性障害(ADHD)
学習障害
子どもの「うつ状態」
子どもの恐怖と不安
単純な恐怖症
「学校恐怖症」
恐怖症の治療
不安障害(「不安神経症」)
強迫性障害(「強迫神経症」)
親が各種の専門家と連携することが重要

思い違いチェック10 子育てには大変なことが多すぎる

 ――子どもは生きることの驚きや感動を教えてくれる

子どものような本質を保ち続ける
「そのときを生きる」
訳者あとがき

©コスモトゥーワン