プロローグ 薬で治らない「うつ」や不安を東洋の智恵で克服する

うつ病大国・日本の悲惨な現状 10
たくさんの著名人もうつで苦しんだ 12
うつ病対策のない現在の社会 14
私のうつを改善したブッダや禅の思考法 15

一章 薬でもだめだった「極度のうつ」から

「写経や座禅の力」で抜け出す
なぜか「不安や苦しさ」を感じ始める 20
医師でも薬でも治らず、ひどくなるばかりの重苦しさ 22
アメリカ留学後のうつ体験 24
苦しみから抜け出すため「ブッダの教えや禅の世界」を学び直す 28
悪をなすものは必ず苦しむ 29
心の重苦しさや心配事が一切なくなる「般若心経」 32
とらわれない、起こったことを考え続けない 34
般若心経を唱え写経すれば「うつ」から解放される 35

二章 この考え方で「うつ」から解放

「ゆがめられた考え方」を変える九つの思考法
治ろうとする「心の力」が大切 40
うつな心をもたらす自己否定 41
「ゆがめられた考え方」に反論して自分を肯定する 43
東洋の智恵とも共通する優れた認知療法 45
「ゆがめられた考え方」を変える九つの考え方 47

三章 新しい価値観で行動して

「うつ」を克服する
今までの価値観、生き方を変えよう 62
成功の道は「裏」にあると視点を変える 64
情報過多の時代に潜む落とし穴 66
他人の判断に頼らず自分の「心の目」で決断する 69
できるだけ見通しを立てる努力を 71
生きづらい人々が増えつつある理由 73
自分の個性を活かした考え方で行動する 75

四章 東洋の智恵から

「うつ」にならない生き方を学ぶ
「業」と“宇宙貯金”との密接な関係 80
心が楽なときには貯金を使い、苦しいときには貯金をしている 82
落ち込むほど幸運は早くやってくる 83
幸福で楽な生活は不幸を呼び込む 85
人間関係を円滑にする言葉遣いとは 88
求めないことが心の幸せへの近道 91
憎悪の念で他人の不幸を望んではいけない 93
「足るを知る」を実践した傑物たち 95
楽しさや幸せに奢ってしまってはだめ 97
「足るを知る」を心得れば自らを危険にさらさない 99

五章 日々の心構えや工夫とともに

「言葉の力」を信じて不安や苦しさを追い払う
「言葉の力」で苦しみを追い払う――困ったことは起こらない 104
言葉の力で苦を追い払う――責めず、比べず、思い出さず 106
日々実行すべき処世訓――早く飛び込めば早く苦しみから抜けられる 111
日々実行すべき人生訓――やっただけのことはある 114
掃除は心を磨く 117
不遇でつらいときこそ、じっと耐えて目立たない 119
他人に尽くしていれば苦しい心から解放される 121
人知れずよいことをすると徳に利息がつく 123
疑わず我慢してでも信じきる 125

六章 脳科学医の私が理解した

心を不安にさせる「うつ」とは
うつ病とは愛を与えることも受け取ることもできなくなること 128
薬に頼ってはいけない 131
薬物療法の限界 132
うつ病を診断する基準とは 134
診断と原因の特定がとても難しいうつ病 137
昔のうつ病は生まれつきとされていた 139
心のあり方を変えてうつを克服する 141

エピローグ 「うつや過敏」は自分を救う“生存戦略”

うつとは違う「敏感すぎる人」HSPとは 144
いつもびくびくしながらの大学時代 145
他人との「境界」が薄いので影響をもろに受けてしまう 147
あなたのHSP度をチェックしてみよう 148
苦しむこと、過敏なことはあなたを救う 151
あなたを守る「うつや過敏」 152