プロローグ がん治療には自分流の統合医療を! 15

1 ニューヨークで「絨毛がん宣告」!! 肺にも転移

発病までの経過 24
肺にまで転移していたがん 25
最先端のメモリアル・スローン・ケタリングがんセンターへ 27
化学療法でどんどん衰弱 28
日本の病院へ転院を決める 31

2 「心の力」を偉大なる味方にしてがん克服へ

成田から病院へ直行、そのまま入院 34
治療の前に始まる言葉による手術 34
がん=死の先入観を砕き、生きる意志を強める 38
患者の積極的闘病姿勢が、がんの進行を遅らせる 39
心理療法を受けた患者のほうが生存率が上がる 42
がんの自然退縮に学ぶ 43
自己治癒力をどこまで信じられるか 44
心身相関理論に基づく治療戦略 45
心理的介入によってがんをコントロール 46
視聴覚教育のプログラム 48
がんと闘うミクロの戦士たち 49
NHK番組「人間はなぜ治るのか」 50
ストレスとがんの密接な関係 51
がん患者は発病前6〜18ヶ月に大きなストレスを経験 51
ストレスはがんを顕在化させる因子 53
がんを引き起こす心理状態 54
感情の解放が下手な人はがんになりやすい 55
がんを克服した人に会ってみよう 56
生活習慣の大転換〜「体にメスを入れる前にまず生活習慣にメスを入れよ」 57
自分への「10の問いかけ」 58
レポートを書いて〝人生の棚卸し〟を 60
肺に七つのがんが 62
絨毛がん 63
〝ねじ曲げてでも〟プラスに解釈する 65

3 一心病院でユニークな統合医療と出合う

ユニークな「がん総合科」 70
がんを見る視点〜がんは全身病 70
いよいよ温熱治療始まる 71
がんの自然退縮を再現する全身免疫温熱化学療法 72
温熱療法でがん細胞をアポトーシスさせ正常細胞に戻す 75
効き目が確実な局所温熱療法(ハイパーサーミア) 76
ビタミンC大量点滴療法 79
毎日、規則的運動を 80
副作用を軽減できる遠赤サウナ療法 81
食事療法〜体内環境を改善する 81
目標を定めて闘病 82
がん細胞が死んでいた 83

4 驚きの妊娠!! 奇跡の双子出産

再発の不安 86
ついに再発の危機 87
再発防止に取り組む 88
再発? それとも妊娠? 88
正常な妊娠、しかも双子 90
双子出産 96

5 医者任せではなくがん克服に向けて自らの「青写真」をつくろう

がん治療に自分から積極的に参加しよう 98
がんと闘う戦略 99
目指すはがんが大きくならない体内環境づくり 103
がん治療の三つの局面 105

6 食事療法こそがすべての治療法の基礎 がんを予防する食事の国際的基準とは

食事ががんに与える影響 110
がんと体内環境の関係は種と土壌の関係 113
がんを予防する食事の国際的基準 116
◆がん予防14カ条(禁煙を加えて15カ条) 116
◆がん予防10カ条 118
避けるべき食べ物(がんの成長を助ける食べ物)のリスト 119
なにを食べたらいいのか〜積極的に食べるもの 125
重要なホールフードの考え方 127
がん予防も再発予防もルールは同じ 129
もっと野菜と果物を食べよう! もう議論の余地はない 130
ファイトケミカル〜がんと闘う武器 131
ファイトケミカルの分類 132
これを食べてがんに勝て! 141
がんと闘う代表的な野菜・果物 143
がんと闘う総合的な戦術が必要 153
1血糖値をコントロールしてがんの増殖を抑える 155
血糖値とインスリン値の高い環境はがんの成長を促進する 155/血糖値を上げない生活習慣が大切〜キーワードはIGF‐1 157
2炎症を抑えてがんの成長を阻止する 160
慢性炎症ががんを促進させる 160/キーワードはNF‐kB 165/抗炎症ダイエット 169/抗炎症作用のある食べ物を選んで食べる〜COX‐2を阻害する 170
3血管新生を阻止してがんの増殖を抑える 173
血管新生抑制効果の期待できる食べ物 175
4アポトーシスを誘導してがんを退縮させる 179
がん細胞をアポトーシスさせる温熱療法 179/アポトーシスを誘導する食品 182
5酸化ストレスを緩和してがんの進行を遅らせる 184
がんとの闘いにもう一つの武器―アンチオキシダント(抗酸化物質)を加える 184/活性酸素が発生しやすい生活習慣を改める 186/がんの食事療法は「抗酸化ダイエット」 187
6免疫細胞を活性化してがんと闘う力を強める 190
BRM(生体応答調節剤)療法としての食事療法 190/免疫力を低下させる生活習慣を改める 191/Th1とTh2のバランスの乱れを整える 192/食事で免疫力を高めるには 194/免疫力を高めるために積極的に摂りたい食べ物 195/野菜と果物を摂るほど免疫力は強まる 198
7血液の粘着性を防いで転移を防ぐ 199
血小板の凝集を減らしてくれる食べ物〜抗炎症ダイエット 201
8第Ⅱ相解毒酵素の誘導を促進して発がん物質を解毒する 202
解毒の仕組み 203/アブラナ科野菜に強力な解毒酵素誘導作用 204/どのような組み合わせで食べればいいのか?――多種多様な変化に富んだものを食べる 206/食物の組み合わせで相乗効果を出す 206/メトロノミック化学療法と休眠療法 208/メトロノーム食事療法 209/1日にどれくらい摂れば良いか 213/乳がん患者でも大豆食品を食べてOK――死亡・再発リスクが減少 216/食事だけでは足りない 218

7 私が実践した家庭でできる自然療法

1運動療法 220
運動している患者は回復が早い〜運動は治療です 220/肥満とがんの関係 222
2リフレッシュ療法 224
自己免疫機能を高めるリフレッシュ療法〜モグラたたきにならないために 224
㋐・全身温冷浴 226
自律神経のアンバランスを改善させる 226/再発予防の切り札 226/足の温冷浴/手の温冷浴 229
㋑・免疫機能と関係が深い遠赤外線サウナ/温泉浴〜家庭でできる温熱療法 230
「がんの住みにくい体内環境」をつくる 230/HSP(熱ショックタンパク)入浴法 230/なぜ体を温めると体に良いのか?……キーワードはHSP 231/加温すると免疫力が高まる 232/ミトコンドリアを復活させるHSP 232/予備加温してストレスから防衛 233/術前・術後(手術、抗がん剤治療、放射線治療)のサポートプログラム 234/遠赤外線の一石十鳥の多様な働き 235
㋒・枇杷温熱療法 238
温灸による自律神経の調整 238/だれにでも簡単にできる家庭療法 239/酸性血がわずか5分で弱アルカリに 240/がんだけを選んで攻撃する天然の抗がん剤〜アミグダリン 241/枇杷の葉の薬効と温熱が血液を浄化する 242/どんな疾患にも必要な背中と腹部の基本ツボ 243/どれくらいの時間やればいいのか? 244/家族の思いを伝える手段として 244/遠赤外線マット温庵法 246/枇杷の種 246/枇杷の葉茶 247/リフレッシュ療法の実際 247
㋓・理学療法 248
3呼吸法 249
呼吸法でストレスをコントロールする 249/呼吸によって自律神経をコントロールする 250/腹式呼吸で副交感神経をONにする 251
4笑い療法 256
免疫力を高める笑い 256/難病を笑い飛ばした人たち 257
5ビタミンCの大量摂取 260
高濃度ビタミンCは強い抗がん効果を発揮する 260/点滴でなくても、経口摂取でもがんに効果あり 261/ビタミンCのがんに対する多様な働き 262/頻回の大量摂取が大切 263/輸血後の肝炎発症を防ぐ 264
6高麗人参 265
瀕死の病人を生き返らせる 265/がんの増殖と転移を抑制する 265
7自然療法 269
五人の名医〜生かされていることの気づき 269/森林浴 270/旅は心の最高の解毒剤 272
8日光浴(ビタミンD療法)でがん予防 273
9イメージ療法 274
サイモントン療法〜心理的免疫療法 274/無意識の心に刻印されたことは形をとって現れる 276/サイモントン・テクニック 277
⑽断食療法 283
⑾生きがい療法 285
生きがい療法〜他の人のために生きる 285/テリー・フォックスに続け 287

8 生かされていることへの「気づき」と人生観の転換を

「治癒システム」のスイッチを入れよう 290
病いは〈関係のゆがみ〉である 290
家族病理の解決こそが治癒へのカギに 291
家族の励ましと祈り 295
気づき 298
病気を肯定的に捉える 300
実存的転換 303
最善を望みながら最悪の事態に備える 305
新しい自己の再創造 307

9 がん死を確実に減らす「第1次予防」

潜伏期に先手を打ってがんを成長させないようにすることが重要 310
今からでも遅くない 313
上流対策である「第1次予防」こそ大切 313

 

おわりに 317
参考文献 321