もくじ「やる気」が育つ脳と心の鍛え方

はじめに

1章 子どもをどのような人間に育てるか

断ち切られる人の「きずな」
自己中心的な「成功」に追い立てられる子どもたち
新しい「きずな」をつくる
子どもを取り巻く「環境」が激変
ストレスを募らせる子どもたち
気から起こる病
抵抗力を失う子どもたち
「自己家畜化」で生物的な強さを失う
「支配」や「管理」を優先する近代文明
本当の「よい子」とは
「適応」に対する無理解
「適応」は多様性をもたらす
大きな脳が優れた「適応」を可能に
人類特有の「適応」
脳のしくみが示す人間らしさの秘密
集団や社会に合わせることが「適応」ではない
子どもは「成長」して「人間」になる
「心」は脳だけでなく体全体を反映
考えることの意味——心のなかでシミュレートすること
現実にぶつかる意欲や勇気が大事
人間は機械ではない——自発的に「適応」する存在
「心理的現実」と「現実」をみわける
「世界は自分のためにある」という思い込み
赤ん坊の「心」
人に刻まれた進化の歴史
感情を失った赤ん坊
「信頼」が赤ん坊の脳を育てる
子育ての基本は「無条件の愛」
積極的な子ども、消極的な子ども
人間にしかできない「認知」
人間を育てる以上の「仕事」はない
「ゆがんだ認知」が育児ストレスを生む
親の「気づき」が決定的に重要


2章 「脳」を伸ばす子育て 「心」を生かす子育て

「管理」される子どもたち
ネズミをとらないネコ
妙に「頭のいい」親
子どもを人手に預けることの落とし穴
「愛」を否定する人たち
子育ての「報酬」
何でも口に入れる時期——野性的に育てることも
排泄のしつけと幼児の性的な遊び
オオカミが育てた子ども
自尊心の欠如—日本の病
育児ノイローゼを防ぐには
ほめること、叱ること
野外遊びの重要性
育児情報の判断基準は「自然」
「おおらかな」子育てを
学校を衰退させるもの
学校を再生させるには
問題がある「いい子」
家庭や社会における「自然破壊」
誤解される「価値観の多様化」
「自由」な子どもの「不安」
子どもの嘘
男の子と女の子
子どもの自然な性別を受け入れる
「性的な分業」は人類進化の刻印
現代は女性として認められにくい社会
性教育の目指すものとは
「心理的な鏡」をもつ思春期
自己同一性の獲得
「現代の国民病」思春期挫折症候群
自立した「個」として子どもの前に「いてやる」
「仲よし親子」の問題
非行を防ぐ
母性と父性の意味
家庭の秩序をどうつくるか
性に対する偏見
親の「思い込み」が子どもの人生をゆがめる
社会が刷り込む「思い込み」
「一夫一婦制」という「文化」を身につける
親は問われている
「やさしさ」と「いやし」
親自身の「成長」が必須


3章 「無条件の愛」が「信頼」を育てる

「人間」のゆりかごとしての家族
大人になること
権威主義の問題
「同志」としての親子
楽しい家庭を築く
自立してこそ甘えられる
抱擁する家族
子どもの独立を喜ばない親
人生の目的

あとがき


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