初めて本を創る人へ
ハジメテホンヲツクルヒトヘ
プロがサポート 売れる本のノーハウ教えます
杉山 隆著
とにかく企画を練りましょう!
本書は、本作りの実務の紹介もしますが、ふつうの人にとって一番、難関ポイントとなる「どうしたら売れる本を出せるのか」ということをクローズアップした本です。どうせ本を出すなら、プロの知恵の力を借りてじっくり腰をすえて素晴らしい本づくりを! プロの知恵とは、1に企画、2にタイトル、3にカバーデザイン、4に見出し、5に文章なのです。
主な内容
はじめに・・・本を創りたいあなたに!
1.企画しだいで本は売れる!!
2.なんのために本を出すのか?
3.売れる本はこうして作られる

- 価格
- 1320円(本体1200円)
- 判型
- 四六判
- 頁数
- 192 頁
- 発行日
- 2006/3/31
- ISBN
- 4-87795-090-7
立ち読み
本を創りたいあなたに!
「本を出したい」と思ったことはありませんか?
「一生に一度でいいから自分の名前で本を出したい」
「自分の書いた本が書店に並んでいたらどんなにわくわくするだろう」
こんな夢を見る人は多いはずです。
しかし、次の瞬間、こんなふうにあきらめていませんか?
本を創りたいあなたに!
「本を出したい」と思ったことはありませんか?
「一生に一度でいいから自分の名前で本を出したい」
「自分の書いた本が書店に並んでいたらどんなにわくわくするだろう」
こんな夢を見る人は多いはずです。
しかし、次の瞬間、こんなふうにあきらめていませんか?
「でも自分は有名人でもなんでもないし、本なんか出せるわけがない」
「出版社に知り合いもなく、どんなルートで本を売り込めばいいのか、皆目わからない」
「第一、自分は文章を書くのが大の苦手だ」
そうです、「本を出したい」という希望をもつ人の大半は、ここで挫折してしまうのです。
でも、大丈夫。そんなあなたにも本が出せるのです!
本書はそんなあなたが「本を出す」ための“ガイドブック”です。
「本を出したいけど、出版社とのコネクションがない」
「こんなことが本になるのか、自信がない」
「よい企画があるのだが、本を書いている時間がない」
こういう人もOKです。本書は、そんなあなたのために書きました。
一昔前、本は一部の限られた人の書くものでした。
無名時代から習作を重ね、寝食を忘れ、貧乏生活に耐え、しかも才能ある人のみが勝ち得る栄光でした。
あるいは特殊な世界で大成功を収め、しかも文才に長けた人の専売特許でした。 しかし今、時代は確実に変わりました。
本は、一部の限られた人のみが出版するものではなくなりました。
よい企画さえあれば、そしてよい条件さえ整えば、平凡なサラリーマンでも、ふつうの主婦でも本が出せるのです!
まあ、「1冊の重み」が軽んぜられているという批判も甘んじて受けなくてはならないのですが、出版文化の底辺が広がるという意味では、これは素晴らしいことではないでしょうか。
私ごとで恐縮ですが、私は出版業にかかわって二十数年、出版社勤務を経て途中の独立を含め、この道一筋でやってきました。
出版物は実用書が中心ですが、ビジネス書、健康書をはじめ小説、童話、詩、自伝、記録書、紀行ものと、あらゆる分野の本にたずさわり、およそ1000冊に近い本を世の中に送り出してきました。
著者もさまざまなジャンルの人がいますが、「初めて本を出す」という、いわゆる無名の人の本もかなり多く扱ってきました。
人との出会いのなかで、その人の人生のエポックとなる本作りをお手伝いできることが、私の大いなる喜びなのです。もちろんそれが利益につながれば、いうことなしですが……。
そして本を出した人の多くが、その後の人生に大いなる変革をとげています。
本を出すことで一気に有名になり、有名作家への道を歩み始めた人、趣味で出した1冊の本がきっかけで本格的な占い師となった人、出した本がTVで取り上げられて大ブームとなり、大変な忙しさの渦中にいる人、あるいは本を出したことでビジネスが大成功した人……。
詳しくは本文で説明しますが、みな私が出会い、処女作出版をお手伝いした人ばかりです。そして、それらのほとんどの人が、本を出したことによって人生の成功を収めているのです。
この人たちもみな最初は、「はたして自分に本が出せるだろうか」「本を出したいけど、やり方がわからない」「文章が書けない」などと不安にさいなまれていたのです。
さあ、あなたも大分、リラックスできたのではありませんか?
そうです、あなたにもきっと本は出せるのです!
ところで、こうした「本を書こう」といった類の書籍は数多く出版されています。
しかし、そのいずれも「取材のノーハウ」であるとか、「構成の組み立て方」といった本作りの実務を中心に書かれたものでした。
もちろん、それは本作りにおいては大変に重要なことです。
しかし、問題は「それを読んでも本が出版できない」というところにあります。
もしかしたらこれを読んでいるあなたも、こういった類の書籍を手にとってガッカリしたことがありませんか?
本を書いても、出版するメドがたたなければ意味がありません。それならば日記を書いていたって同じなのですから。
本書は、本作りの実務の紹介もしますが、ふつうの人にとって一番、難関ポイントとなる「どうしたら売れる本を出せるのか」ということをクローズアップした本です。
きれいごとを並べた本ではありません。ときには出版界の決して麗しくない裏事情もお話しします。私の経験上の失敗も正直に書きます。
しかし、それらをわきまえてこそ初めて、「本を出す奥義」を身につけることができるものと私は思います。
最近、自費出版ブームです。これはとてもいいことではありますが、一方で中味の薄い本が大量にしかも安易に出版されているという悲しい現実もあります。
どうせ本を出すなら、今まで一〇〇〇冊以上も制作してきた本格的なプロの知恵の力を借りてじっくり腰をすえて素晴らしい本づくりをすることをおすすめします。
プロの知恵とは、1に企画、2にタイトル、3にカバーデザイン、4に見出しなのです。
さあ、私とともに、あなた自身の本を出版するための作戦を練っていきましょう。
プロフィール
杉山隆(すぎやまたかし)
昭和27年北海道生まれ。高崎経済大学卒業後、雑誌、ミニコミ紙などのフリーライターに。社員教育のインストラクターを経て編集プロダクション、出版社を設立。これまで1000点以上の単行本制作を手がける。なかには、100万部を超えるベストセラーもある。