はじめに

　はじめまして、猫田猫美です。

　猫を愛して数十年。生まれたときから猫と暮らしています。

　女ばかり４人姉妹。いちばんおてんば娘で、いつも私だけが犬といっしょに庭の木に縛り付けられていました!?

　猫を飼う！　とか、ペットがいる！　とかじゃなくて、それがアタリマエの暮らしでした。

　いつもそばに“猫”がいたのです。

　大人になって結婚した私には３人の子供が生まれて、当然のようにベビーベッドに赤ちゃんと「ネコテンコ盛り」状態!?　の暮らしになりました。

　私の子供のころと、まったく同じです!!

　周りの人たちは、

「不衛生やわっ！」

「赤ちゃん噛んだらどうするん！」

「ひっ掻かれたら大変！」

と、ワァーワァー騒いでいたけれど、

「私の宝物に猫たちが悪いことするわけないやん‼」

と、一向に気にしなかったのです。

　それどころか、私の代わりに寝かしつけてくれたり、遊んでくれたり、「猫はなにかと、ヤサシイ!?」んです。

　そんな暮らしだったので、いや、だったからこそ？　子供たちは、それなりに成長して、成人しました。

はじめに

　はじめまして、猫田猫美です。

　猫を愛して数十年。生まれたときから猫と暮らしています。

　女ばかり４人姉妹。いちばんおてんば娘で、いつも私だけが犬といっしょに庭の木に縛り付けられていました!?

　猫を飼う！　とか、ペットがいる！　とかじゃなくて、それがアタリマエの暮らしでした。

　いつもそばに“猫”がいたのです。

　大人になって結婚した私には３人の子供が生まれて、当然のようにベビーベッドに赤ちゃんと「ネコテンコ盛り」状態!?　の暮らしになりました。

　私の子供のころと、まったく同じです!!

　周りの人たちは、

「不衛生やわっ！」

「赤ちゃん噛んだらどうするん！」

「ひっ掻かれたら大変！」

と、ワァーワァー騒いでいたけれど、

「私の宝物に猫たちが悪いことするわけないやん‼」

と、一向に気にしなかったのです。

　それどころか、私の代わりに寝かしつけてくれたり、遊んでくれたり、「猫はなにかと、ヤサシイ!?」んです。

　そんな暮らしだったので、いや、だったからこそ？　子供たちは、それなりに成長して、成人しました。

　ところが、私の夫は結婚前からすごい猫アレルギーでした。いっしょに暮らして初めてわかったのですが、あとの祭り。

　それでもよくしたもので、夫は、いっしょに住んでいる猫にはだんだんと慣れて、免疫がついて、その猫だけは大丈夫になりました。しかし、新しくやって来る猫はダメで、慣れるのに時間がかかります。

　私は“目が合ってしまった”ノラ猫は放って置けず、里親が見つかるまで家に連れて来て面倒を見ます。これまでに二百匹以上、里親と縁組みしました。そんなことですから、わが家には次々と新しい猫がやって来ます。これでは夫の猫アレルギーがおさまるひまがなく、大変だったと思います。

　思い返したら、よく今日まで私といっしょにいてくれたな？　と、ありがたいやら驚くやらといった感じです。

　というわけで、私の猫好きは、家族もとうにあきらめています。

　ついには、自宅の駐車場をつぶして、小さな小さな猫グッズいっぱいのカフェを開店してしまいました。カフェには、わが家の猫たちがいつも出勤しています。

　こんな私の得意技!?　は猫語がわかることです。毎日、猫たちと会話していると、猫の言葉がわかってきます。

　私の猫カフェには、猫好きな人たちが毎日集まってきます。みんな、猫はしあわせを運んできてくれる神さまの最高傑作だと感じているようです。

　これからお話しするのは、私と猫たちの出会い、そしてともに暮らした悲喜こもごもの物語です。