新装版 ガンコな乾癬の本
シンソウバン ガンコナカンセンノホン
乾癬のことがよくわかる/自宅で体質改善ができる/あきらめていた肌がすべすべに/ガンコな乾癬にサヨナラできる
木下勤監修/福井芳周著
自宅で体質が根本から変わる
乾癬克服のポイントがひと目でわかる。免疫力を高め、長年悩んできた乾癬、リウマチ、慢性疾患とサヨナラ! 「希望の光が見えた」 ●健康増進にも役立つ! 『ガンコな乾癬とサヨナラする本』の新装版
主な内容
プロローグ 現代人に年々多くなっている乾癬
パート1 誰も知らなかった「薬石」の驚くべき効能
パート2 最強のパワー 鉱石イオン療法とは?
パート3 体を温めれば万病が逃げ出す
パート4 体験談 鉱石イオン療法で健康が蘇った人たち
パート5 日々の生活で「免疫力」を高めるコツ
乾癬に克つ前向き遺伝子〜あとがきに代えて

- 価格
- 1540円(本体1400円)
- 判型
- 四六判
- 頁数
- 152 頁
- 発行日
- 2021.3.4
- ISBN
- 978-4-87795-397-3
立ち読み
はじめに
乾癬の苦しみは経験者でなければわからないものがあります。あるいはそばで見守る家族のつらさも大変なものでしょう。
乾癬は外見上の問題もさながら、剥がれ落ちる鱗屑(薄皮)、かゆみなど、とてもつらい皮膚疾患です。
しかも困るのは乾癬はもっとも治りづらい皮膚疾患のひとつであることです。最新の現代医学をもってしても、なかなか完治にいたらず、小康状態のときがあっても、しばらくするとまた再発を繰り返すことが多いのです。
しかもそれを繰り返すうちに症状がさらに悪化してしまうケースが少なくありません。
乾癬の治療にはステロイド剤が使われることがほとんどですが、症状が悪化するごとにどんどん強いものが処方されるようになります。それを塗るとしばらくはいいけれど、結局は再発。ついには薬の効果もなく、どんどん重症化してしまう……。私のところに駆け込んでくる人はこういう人が実に多いのです。
そして何年も病院に通い、患部の炎症を抑える対症療法のすえ、心身共に打ちのめされています。
「この病気は治るのか」
「いつまでこんな思いをすればいいのか」
はじめに
乾癬の苦しみは経験者でなければわからないものがあります。あるいはそばで見守る家族のつらさも大変なものでしょう。
乾癬は外見上の問題もさながら、剥がれ落ちる鱗屑(薄皮)、かゆみなど、とてもつらい皮膚疾患です。
しかも困るのは乾癬はもっとも治りづらい皮膚疾患のひとつであることです。最新の現代医学をもってしても、なかなか完治にいたらず、小康状態のときがあっても、しばらくするとまた再発を繰り返すことが多いのです。
しかもそれを繰り返すうちに症状がさらに悪化してしまうケースが少なくありません。
乾癬の治療にはステロイド剤が使われることがほとんどですが、症状が悪化するごとにどんどん強いものが処方されるようになります。それを塗るとしばらくはいいけれど、結局は再発。ついには薬の効果もなく、どんどん重症化してしまう……。私のところに駆け込んでくる人はこういう人が実に多いのです。
そして何年も病院に通い、患部の炎症を抑える対症療法のすえ、心身共に打ちのめされています。
「この病気は治るのか」
「いつまでこんな思いをすればいいのか」
日々、乾癬と闘う人と接する私には、みなさんの気持ちが痛いようにわかります。
乾癬に対して標準的に行われる治療は、ステロイド剤で症状を抑える「対症療法」です。
もちろんその治療を否定するものではありませんが、乾癬は「皮膚表面」を相手にしているだけではだめなのです。
乾癬に限りませんが、病気というのはその人の一部で起こっていることではなく、今までの生活習慣、食べ物、ストレス、環境、有害物質、その他さまざまな「体に悪影響を与えるもの」のトータルな結果として、皮膚の部分に症状が出てしまっているのです。
ですから西洋医学的な対症療法も時には必要ですが、やはり慢性症状を克服するためにはなんといっても「全身状態」をよくすること、体質改善こそが肝要です。それこそが病を根本的に癒す一番の方法だと私は信じています。
全身状態がボロボロなのに、対症療法を続けても効果は見込めません。
体質改善という根本的な問題を見落としているから、薬を塗り続けても症状が悪化してしまうのです。
がんの治療に使われる抗がん剤は副作用が強いことで知られます。それは抗ガン剤によって、がん細胞のみではなく、正常な細胞も影響を受けてしまうからです。
ですから、体質改善を行い、自然治癒力を高めることで、失われた免疫力を回復し、自分自身の治癒力で全身状態をよくすることが、最良の方法だと私は考えています。
私はずっとその方法で乾癬患者さんの相談に乗り、多くの人が病を克服するのをこの目で見てまいりました。
この症状に長年悩み、時には人生を投げ出したいぐらいの苦しみに襲われている人にいいたいのです。乾癬を克服する方法は必ずあります。
私がお勧めするのは自然治癒力を上げることにより、自らの力で乾癬を克服する方法です。
これは古来よりある温泉療法・温浴療法・薬石療法をミックスさせ、自宅で簡単にできるように工夫したものです。
決して急ごしらえの、バックグラウンドのない方法ではありません。永い歴史の証明があります。
どうか、自分自身の治せる力を信じ、鉱石イオン療法により「ガンコな乾癬とサヨナラ」していただきたいと心から思っています。
なお、この療法は自然治癒力を高め、自らの力で病を克服するものですから、乾癬の方ばかりでなく、アトピー、関節リウマチ、その他の症状に悩んでいる方にもぜひお試しいただきたいと思います。
プロフィール
木下勤(きのしたつとむ)
1921年、福岡県勝山町に生まれる。大邱医学専門学校(現慶北医科大学)卒業。九州大学医学部にて学位取得。八幡製鉄所病院(現製鉄記念八幡病院)産婦人科勤務を経て福岡県苅田町の現住所にて医院開業。開業のかたわら東京北里研究所東洋医学総合研究所にて漢方と鍼灸を研修。1989年より恩師・矢数道明名誉所長と同じ名称を許され、病院名を温知堂木下クリニックと改称、今日に至る。2001年、中国大連市中医医院より「名誉教授」の称号を受ける。日本テレビ系『おもいッきりテレビ』をはじめ各局に出演。主な著書に『こんな時この食べ物が効く』『老年疾患漢方治験集』『産婦人科の漢方治療』『難病・難症の漢方治療第2、3、5、6集』など多数。
福井芳周(ふくいよしちか)
日本乾癬研究所、鉱泉療院院長。1948年、佐賀県生まれ。東洋医学の観点から、長年乾癬の研究を続ける。天然鉱石が持つミネラル成分の効用を生かし、難病患者を自然治癒力により、回復させることに成功し、各方面から注目される。これまでに数多くの実証例が報告せれている。現在、あらゆる難病を自然治癒力によって健康に導く。著書に『乾癬になったら読む本』『乾癬の本』(リヨン社刊)ほか多数。