ハーバード式診断テクニック
ハーバードシキシンダンテクニック
ごく普通の症状に隠された驚くべき病気を的確に判断
亀山元帥著
症状だけを見るのではなく患者さんの身体全体を診る「ハーバード式診断法」。すなわち患者さんの話をじっくり聞いて(問診)、患者さんの身体を目で診て(視診)、身体の声をよく聞き(聴診)、触れる(触診)という、あまりにも当たり前な医療の原点に立ち返ろうと、著者は提唱する。
立ち読み
症状だけを見るのではなく患者さんの身体全体を診る「ハーバード式診断法」
ハーバード大学式『鑑別診断法』を簡単に説明すると、患者の症状から病気の診断を下す際、その症状を起こし得るあらゆる疾患の可能性をまず考え、すべての病気を網羅した上で一つずつていねいにふるいにかけ、最後に医学的証拠に基づいて確定診断を導くという診断法である。
このハーバード大学の改革は、別の視点から言えば、症状のみを見るのではなく、患者さんの身体全体を診ようということ。すなわち患者さんの話をじっくり聞いて(問診)、患者さんの身体を目で診て(視診)、身体の声をよく聞き(聴診)、触れる(触診)という、あまりにも当たり前な医療の原点に立ち返ろうという提唱だと考えてもいいだろう。 プロローグより