赤ちゃんの夜泣き・ぐずりがピタリとやむひとつの方法
アカチャンノヨナキ・グズリガピタリトヤムヒトツノホウホウ
ママの「心臓音」を感じるとスクスク育つ
三角大慈著
子育てが180度変わる!
理由もなくぐずる、激しい夜泣きで起こされる、あやしてもおさまらない……。赤ちゃんのこんな悩みを解決するたったひとつの方法、それは、お母さんの「心臓音(心音)」の力を理解しておくこと。心音を通して、赤ちゃんは安心を得、その表情を見て、お母さんも至福の時を感じる——。
主な内容
パートⅠ お母さんの「心音」は子どもに最高の安心
パートⅡ 夜泣き、ぐずりがピタリとやむ「心音」子育て
パートⅢ 「心音治療」で子育てが変わる
パートⅣ 「心音」子育てで「子どもの楽園」が蘇る

- 価格
- 1320円(本体1200円)
- 判型
- 四六判
- 頁数
- 136 頁
- 発行日
- 2014.5.12
- ISBN
- 978-4-87795-288-4
立ち読み
はじめに
安心に満ちた赤ちゃんの表情、満足感が漂うお母さんの表情。この二つが出会う様子は、母と子の絆を感じる最高の瞬間です。
しかし、赤ちゃんはいつも静かにしていてくれるわけではありません。
理由もなくぐずる、激しい夜泣きで起こされる、あやしてもおさまらない、こんなことが続くと、イライラしてしまいます。がまんしなければと思いながら、つい怒鳴ってしまいそうになります。
あんなに愛おしいと思っていたはずなのに、なぜか可愛いと思えなくなるんです。
来院するお母さんたちから、こんな悩みを聞くことがよくあります。
そんなとき、私がおすすめしているのが、お母さんの「心臓音(心音)」を利用する子育て法です。
はじめに
安心に満ちた赤ちゃんの表情、満足感が漂うお母さんの表情。この二つが出会う様子は、母と子の絆を感じる最高の瞬間です。
しかし、赤ちゃんはいつも静かにしていてくれるわけではありません。
理由もなくぐずる、激しい夜泣きで起こされる、あやしてもおさまらない、こんなことが続くと、イライラしてしまいます。がまんしなければと思いながら、つい怒鳴ってしまいそうになります。
あんなに愛おしいと思っていたはずなのに、なぜか可愛いと思えなくなるんです。
来院するお母さんたちから、こんな悩みを聞くことがよくあります。
そんなとき、私がおすすめしているのが、お母さんの「心臓音(心音)」を利用する子育て法です。
この世界に誕生するまでの10カ月くらい、赤ちゃんは母親の胎内で過ごしていました。そこは真っ暗な世界です。母親との確かなつながりを感じられるのは、母親の「心音」だけです。
この世界に誕生してきても、とくに生後13カ月くらいまでは、赤ちゃんはほぼ全面的にお母さんに依存した状態に置かれます。そんな赤ちゃんがお母さんとの絆を確かめられるのが、お母さんの肌とふれ合ったときに感じる「心音」なのです。
抱っこする、おんぶする、添い寝をする、そんな昔ながらの母子のふれ合いが大切なのも、赤ちゃんが「心音」を感じて母親とつながっていることを確かめ、安心できるからなのです。
子どもが泣いてぐずって手がつけられない、夜泣きが激しくて困っているという相談を受けると、私はよく
「お子さんとの絆、信頼関係をつくるチャンスですよ」
「お母さんの心音の力を信じてふれ合っていれば、大丈夫ですよ」
とお話ししています。
私は医療の場で母親の「心音」を使った治療法を取り入れていますが、その効果は素晴らしいものです。夜泣きやぐずりがなくなり、とても落ち着いてきた、聞き分けができるようになった、抱っこしても嫌がらなくなったという子どもの変化を見て、お母さんたちはほんとうに喜んでくださいます。何よりお母さん自身が、以前にも増してわが子を愛おしく思えるようになったと目を輝かせます。
心音治療を通して、抱っことかおんぶ、添い寝といった母子が直接ふれ合う子育てが大切なのは、子どもが母親の「心音」を感じて安心できるからだとわかりました。「心音」の力によって母子がより強く絆を結ぶこともできるのです。
本書は、たったひとつ「心音」の力を理解しておくだけで、夜泣きやぐずりの悩みが解決し、さらに母子の絆が深まることを紹介しています。本書との出合いが、できるだけたくさんのお母さんに勇気と力を伝えることになればと願ってやみません。
プロフィール
三角大慈(みすみたいじ)
山口大学医学部卒。学生時代より生命不在の現代医学に矛盾を感じ、真の医療の樹立を目指す。1981年から「天然医学」を主宰。30年の歳月をかけて音による癒し・NAM治療を確立。鍼灸医療の研究にも取り組み、そのなかで母親の心臓音を微弱電流に変換して、子どものツボに流す「心音治療」を確立。その後、2007年に心音装置[mamaheartone 932]を開発し、心音子育ての普及に努める。
現在、福岡にて『みかどクリニック』を開設。