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総合出版 コスモ21

頭にいい、体にいい、楽しい本満載!

命の逆算

イノチノギャクサン

相馬絵画研究所創立55周年記念

記念出版編纂委員会

見て・聞いて・触れて・遊んで情操豊かな子へ

相馬絵画研究所が55年間行なってきたことは、単なる「お絵かき教室」のような習い事ではなく、子どもたちが持っている底力を見出して、それを育てることである。その中には大家族と同様にグループでないと育てにくい面が多く含まれており、家庭や地域のニーズに沿うものでもあった。そのために、様々な体験活動と研究が進められ、さらに福祉活動への取り組みも行なわれてきた。まさに、幼少から高齢者までのオアシス作りとして定着してきたのである。本書はその歴史を伝える貴重な記録である。(巻頭言より)

本書には、55年の間、相馬絵画研究所で学んだたくさんの方たちの中から、55人が寄稿している。そこでは人生の基礎を築いた貴重な体験が語られている。さらに、たくさんの関係者の声や国を越えた交流も紹介されている。そして最後の章では、次世代に伝えたいメッセージを述べている。

主な内容

巻頭言 相馬絵画研究所創立55周年を祝して
はじめに すこーし長いプロローグ「命のバトン」
第1章 純真な幼児絵画にひかれて
第2章 55人の「命の逆算」
第3章 相馬絵画研究所沿革史55年
第4章 次世代にお伝えしたいこと
おわりに 未来につながるエピローグ

命の逆算
価格
1320円(本体1200円)
判型
A五判
頁数
232 頁
発行日
2021.3.29
ISBN
978-4-87795-398-0

プロフィール

相馬絵画研究所
NPO法人ふれあいサポート館アトリエ
(そうまかいがけんきゅうしょえぬぴーおーほうじんふれあいさぽーとかんあとりえ)

1962年武蔵野美術大学を卒業した倉本信之が66年、福島県相馬市に「見て・聞いて・触れて・遊んで 情操豊かな子へ」をテーマとして相馬絵画研究所を創設。絵画教室だけでなく「創造性を培う自然体験」のため、キャンプや登山、スキー、田植えや稲刈り、日本の伝統食文化を伝える糀・味噌作りなどの実践活動を行なってきた。また、1980年にスタートした「青森ねぶたの里との交換交流」、さらには1993年の第1回訪中を皮切りに中国北京・モンゴル、インドネシアなど諸外国とも訪問・招待などによる交流事業も行なう。

2003年、相馬絵画研究所の38年間の実績の元に活動の輪をより広くすべく県の認証を受け「NPO法人ふれあいサポート館アトリエ」設立、倉本信之理事長に就任。幼児から青少年高齢者までの活動を展開している。

1994年、相馬市より「教育文化功労賞」受賞。2008年、財法博報児童教育振興会より博報賞(教育活性化部門)受賞。2011年、住友生命財団第5回「未来を築く子育てプロジェクト」文部科学大臣賞・未来大賞受賞。

多数の自主事業に加え2001年より文部科学省委託事業として「子ども長期自然体験村」さらに2004年より「フィニックスプラン・心の応援団」心に問題を抱える子ども達の合宿実施(3年間継続)。ほか助成事業も行ない、通算655回実施。これらの参加者は延べにして26326名にのぼっている。

2006年より相馬市から相馬市中央児童センターの管理運営を委託され、児童センター・放課後児童クラブ事業などの運営もしている。2012年よりデイサービス他、福祉事業を行ない、子ども達との交流を通して「イキイキキラキラいい笑顔」が作られている。