太もも・ふくらはぎを足で踏むと不思議なほど元気になる
フトモモ・フクラハギヲアシデフムトフシギナホドゲンキニナル
お釈迦様が教えた慈悲の療法
福田雅秀著
すごい!足で踏む6大効果
足の裏を相手の体に押し当て、軽く体重をかけ押したり揉んだりする「足心健康法」。健康のためにお互いの体を足を踏んでマッサージすることから慈悲の心に通じると、お釈迦様が弟子たちに教えたのが始まりという。足を使うことで手より揉む側の負担が軽く、相手の体への負担も少ない。ほぐす側の人に足裏マッサージ効果も。
主な内容
1章 絶大効果! 足で踏む健康法
2章 誰でも簡単にできる「足心健康法」
3章 「足心健康法」6大効果
4章 もっと実践! 「足心健康法」

- 価格
- 1430円(本体1300円)
- 判型
- 四六判
- 頁数
- 144 頁
- 発行日
- 2015.2.18
- ISBN
- 978-4-87795-306-5
立ち読み
はじめに
私は足を使って体を踏むことで多くの患者さんを治療してきました。
足の裏を相手の体に押し当て、軽く体重をかけて押したり揉んだりします。私はこの健康法を「足心健康法」と呼んでいます。
でも、すでに手で揉む健康法があるのだから、何も足を使わなくてもいいではないかと思いますか。
マッサージや指圧といえば、手の指や手のひらを使って押したり揉みほぐしたりするものと思われています。たしかにそれでもある程度の効果は得られます。普通はしばらくするとまた元に戻りますが、マッサージはそんなものだとあきらめている人も多いでしょう。
足心健康法のほぐしを受けたら、そのような思いは一変します。
相手の体を足で踏むというと、昔から「足蹴にする」という言葉もあって、相手をぞんざいに扱うとか、酷い扱いをするというイメージをもたれるかもしれません。
はじめに
私は足を使って体を踏むことで多くの患者さんを治療してきました。
足の裏を相手の体に押し当て、軽く体重をかけて押したり揉んだりします。私はこの健康法を「足心健康法」と呼んでいます。
でも、すでに手で揉む健康法があるのだから、何も足を使わなくてもいいではないかと思いますか。
マッサージや指圧といえば、手の指や手のひらを使って押したり揉みほぐしたりするものと思われています。たしかにそれでもある程度の効果は得られます。普通はしばらくするとまた元に戻りますが、マッサージはそんなものだとあきらめている人も多いでしょう。
足心健康法のほぐしを受けたら、そのような思いは一変します。
相手の体を足で踏むというと、昔から「足蹴にする」という言葉もあって、相手をぞんざいに扱うとか、酷い扱いをするというイメージをもたれるかもしれません。
しかし、じつはあのお釈迦様が、健康のためにお互いの体を足で踏んでマッサージする健康法を弟子たちに教えておられました。足蹴にするどころか、足で踏んであげることで大切な相手の健康を守ってあげることは慈悲の心に通じると考えておられたのです。インドの一部では、今でも民間療法として継承されています。
手ではなく足を使うメリットは何でしょうか。最大のメリットは、手よりも足のほうが大きな力を加えやすいことと、手の場合は主に手の指先を体に当てますが、足の場合は足裏全体を体に当てるので接触面積が何倍も大きく、相手の体に負担が少ないことです。痛みをあまり感じないので、広い範囲を無理なくほぐすこともできます。
それだけではありません。手の指で押し続けると、揉む側の手にかかる負担が大きくなって、長い時間続けるのはたいへんです。しかし、足裏を使うと楽に力を伝えられるので、揉む側の負担はかなり減ります。
もうひとつ、足で踏む健康法の大きな特徴は、大切な相手のために施す健康法であることです。これまでの健康法の多くが、自分で自分の体に実践すれば健康になれるものであることと大きく異なります。まさしく、お釈迦様の教えた慈悲の健康法なのです。
ご夫婦ならば、ご主人が奥さんの体を、奥さんがご主人の体を足で踏んでマッサージしてあげることができます。とくに家庭で行なうときは、太ももとふくらはぎを中心に下半身を踏んであげるだけでも不思議なほど元気になります。
それだけではありません。足を動かすことによって、ほぐす側の人も健康にしてくれます。手で揉むマッサージが揉む側に一方的に負担をかけるのとは対照的です。
「肩こりや腰痛などは簡単には治らないもの」「施術は手で行なうもの」などという“常識”や“思い込み”を取り払ってください。本書を一読していただければ、まさに「眼から鱗が落ちる」はずです。
そして、足心健康法を通して、あなたやあなたの大切な人が長年悩んできた、こりや痛みなどが解消され、苦しんできた病気が少しでも改善へと向かう助けになれば望外の喜びです。
プロフィール
福田雅秀(ふくだまさひで)
大阪市生まれ。日本足心療術アカデミー院長。昭和47年、百ヵ薬品株式会社(現在は株式会社マツモトキヨシに合併)の専務取締役に就任し、主に海外部門(中国・チベット)を担当。中国福建省福州市福州農学院の講師として招聘される。このとき中国寺院に伝統的に伝わる足心療術に出会い、その素晴らしさに感銘を受ける。会社を退社して中国と日本を行き来しながら6年間研鑽を積み、師範免許を取得。その後、お釈迦様の弟子たちに教えたといわれ、今もインドに民間医療として継承されている「足心健康法」の普及に努める。全国各地で「足心健康法」の実践的な指導に当たるとともに、昭和58年には日本足心療術アカデミーを設立して後進の育成に当たっている。