幸せの種 不幸の種
シアワセノタネ フコウノタネ
あなたは知らずに不幸の種を育てていませんか?
本井秀定著
喜び事が起きはじめる人生の指南書!
“真実”をテーマにした著者のブログには1日最高で20万アクセス。
本書を読むだけで、常識が変わる、喜び事が起きはじめる。
豊かになって幸せになるヒントに必ず出会える人生の指南書!
立ち読み
はじめに 幸せになるラブレター
私はよく講演で「無知は罪」という話をします。
人は知らないことによって悩み、苦しみ、不幸になるからです。
いろんな悩みは、知ることで解決します。
いろんな苦しみは、知ることで解放されます。
いろんな不幸は、知ることで逃れられます。
私の会社JESは、三五年前に教材の制作会社からスタートしました。
私は、専門学校の講師をやりつつも、カルチャーセンターの通信講座をはじめとして、全国の延べ六〇万人の生徒さんを見ました。
そのなかには受験生の方が多くいらっしゃいましたが、ある一つの確信を得たことがあります。
「頭が良い悪い」、「勉強ができる、できない」の差は、その“仕方や考え方”がわからないだけ。
今までやみくもに《頑張って》勉強していた生徒さんに、ほんのちょっとの勉強のコツや考え方を教えただけで、みるみるうちに学力が増し、希望する学校に次々と合格するという《成果》が表われたのです。
この頑張りと成果が一致するコツはビジネスでも同じです。
ビジネスは儲けなければ、従業員の給料を出し、その家族を養うことはできません。『儲ける』とは、どなたも「お金を稼ぐことだ」と考えがちですが、「儲」をよく見ると『信じ合う者』という意味の合成漢字です。
社長と従業員、そしてモノを作る人、売る人、買う人が、どうやって信頼関係を築くかが大きな『儲ける』ためのポイントとなるのです。
それを、「売れさえすればいいんだ」、「買った後のことは知らない」などと手前勝手な考え方をしていたのでは、どんな優秀な会社でもいずれ破綻するようにできています。
私は今まで多くの倒産した会社を見てきました。
どの社長も、潰そうと思って会社を起業した方はいません。
けれども統計では、起業後三年で半分が倒産し、三〇年後では九九・九八パーセントが倒産もしくは廃業に追い込まれます。
まさに三〇年後、五〇〇〇社のうち一社しか残らないのが現実なのです。
その五〇〇〇社の経営者のなかには、私より才能があり、私より能力があり、私より努力し、私より勤勉で、私より人脈が豊富な人がたくさんいたことでしょう。
弊社が、なぜ創業して三五年も生き残っているのか不思議でした。
その違いを敢えて言うならば、《ものごとの考え方》しかありません。
他の経営者とはちょっと違う考え方をしているせいか、多くの経営者からコンサルタントを依頼されていた時期もあります。
その主な相談ごとは、「なぜこんなに頑張っているのに売れないのでしょう」……です。
最初に受験生の例でお話ししたように、この世の中では《頑張る》ことと《成果》はイコールではありません。
そもそも頭で「なぜ売れないのだろう?」と考え続けても、脳細胞は一部しか機能せず、なかなか画期的な答えが出ない仕組みになっているからです。
ではどう考えたら?
答えは簡単です、「なぜ買わないのだろう?」です。
すると脳全体がフル回転で活性化することがわかっています。
言葉だけを聞くと同じ意味に感じるかもしれませんが、まったく違う結果が現われるのです。
売れるか売れないかは《自分の視点》が主体で、買うか買わないかは《お客様の視点》が主体だからです。
たとえば、目の前の人に向かって、透明のガラスに円を描くように指をクルクル左回りに回してみてください。
それを見ているお客様は時計回り(右回り)に見えます。
じつは失敗するアイディアや企画は、一〇〇パーセント、《お客様の視点》ではなく《自分の視点》だけでモノを見た結果なのです。
つまり成功する秘訣は、自分だけの喜びより、相手の視点に立って相手の喜びを主体に考えたほうが結果的にうまくいくということになりますね。
それは、たった一人の笑顔のためでもいいのです。
ですから人類の共通の目的でもある、誰でも豊かに幸せに生きるコツもとてもシンプルで簡単です。
お金持ちになる秘訣は、お金持ちになった人のコツと考え方を知ればいいだけです。
運が良くなる秘訣も人から好かれる秘訣も、すべてそこには必ずそうなるコツと考え方があるのです。
それらのなかの大きな考え方が、『自分よりも人の喜びや笑顔のために生きる』になります。
それが幸せになるための時計回りなのです。
けれども、自分だけの視点に立って『自分さえ良ければ』では、お金も人も運もいずれすべてから見捨てられるか、人生が虚しいものになってしまいます。
これが不幸への左回り(時計の逆回り)です。
企業は「業(カルマ)を企てる」と書きます。
会社は「神聖な社で出会う」と書きます。
そこで「働く」人は、「傍を楽にする」人でなければなりません。
現在弊社は、地球のエキスであるミネラル製品をメインとして業務を行なっておりますが、社業を通し、一人ひとりの出会いを大切にする“会社”でありたいといつも願っております。
本書は、弊社のミネラル会員に毎月一枚ずつ配布していたA4サイズの、「発展のためのアドバイス」を書籍用に書き下ろしたものです。
人は誰一人の例外なく、幸せに、そして発展するために生まれてきました。
ですからこの本は、これを読まれる方一人ひとりに宛てた、『幸せになるラブレター』です。
ぜひ自由に気の向いたページからお読みいただき、毎日の“幸せになるためのヒント”にしていただけたら幸いです。
「知らなかった」から「知った」に変わることで、常識を超える喜び事が起きはじめるはずです。
目 次
幸せの種 不幸の種……もくじ
はじめに 幸せになるラブレター
PartⅠ すべての希望を叶える心の秘訣
☆幸せのバーを下げる
☆『〜を楽しむ』が未来を創る
☆『倍返し』の法則
☆奇跡を呼ぶ運命転換法
☆望まない希望は叶わない
☆言霊返し こちらこそ「ありがとう!」
☆無理と無茶の違い
☆人は好きな人の笑顔のために生きている
☆意気地なしの君へ
☆「心」に「耳」を付けると「恥」?
☆本当の強さは優しさから
☆理動よりも感動
☆増えるものと減るもの
PartⅡ 人との関わり方と苦楽の数
☆運命を変えた「ザユの目」
☆ドラマの主人公
☆奇跡のテープ反復練習法
☆コンプレックスは人生のバネ
☆人生は四苦八苦?
☆苦楽の数はどちらが多い?
☆パラミタ会議
☆私はモノでありモノではない
☆世の中でもっとも愛を感じる言霊
☆カラッポの思想
PartⅢ 幸か不幸かを選ぶ人生の阿弥陀久慈
☆幸せの種を見つける天才
☆不幸の種を見つける天才
☆裏で真実をつかむ
☆「ネバベキ」より「タラレバ」
☆運の貯金
☆人生の阿弥陀久慈
☆煩悩と除夜の鐘
PartⅣ 見えないチカラを味方にする
☆運の悪いウサギ
☆「3アナイ」主義
☆良い運気をもらう方法
☆馬鹿はバカになれない
☆我が我がの我を捨てて、お陰お陰の下で暮らす
PartⅤ 誰も教えなかった究極の成功法則
☆努力を楽しむ
☆砂漠での祈り
☆神と人間との関係
☆給料を簡単に上げる方法
☆成功と失敗の違い
☆明日、地球が滅亡したら?
☆自分は何のために生まれてきたの?
☆「好き」なことだから成功するとは限らない
☆運命を変えた子猫
☆無知は罪、無口はもっと罪
PartⅥ 仕事が思いどおりうまくいくコツ
☆モノが売れる秘訣
☆人の作った土俵で戦うな
☆戦わずに勝つ方法
☆「先義後利」の法則
☆未来の自分を売って一憶円
☆主婦の冷蔵庫理論
☆お金が集まる法則
☆相互扶助の精神こそ発展への道
PartⅦ 希望という名のバトンを未来に
☆病気は誰が作ったもの?
☆究極の脳活性法
☆循環と連鎖の法則
☆地球が喜ぶためにすべきこと
☆希望へのバトンタッチ
おわりに 私の人生にもっとも影響を与えた『大切な人』
【36の希望の法則】