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定年後を自分らしく生きる黄金法則「人生リノベーション」のすすめ

テイネンゴヲジブンラシクイキルオウゴンホウソク「ジンセイリノベーション」ノススメ

心を裸にして人と付き合う

内田安弘著

人生を最後まで楽しく生ききる!

人生を最後まで楽しく生ききる黄金法則

「本当に楽しい人生だった!」
「素晴らしい一生だった!」
と思えるかどうかは
人生の最後に何をするか?
誰が最後に一緒にいるか?
で決まる。

会社時代、「自分らしく自由に生きる」ことは絵空事だった著者が、定年後こそ心を裸にして人と付き合うことを目指し、世代を超えて人とつながる。
70歳までサラリーマン一筋だった人生を土台から大変革し、80歳を迎える今日までに体験して得た「人生リノベーション」の黄金法則を公開。
25歳年下の親友と夢中で夢を語り明かす。
50歳以上年下の若い友達と交流し、支援活動に奔走。
まったくスポーツ経験なしで若い仲間に誘われ、1000m級の山を越え100㎞走破するレースに4度参加。
登山、フルマラソン(8回)にもチャレンジ
76歳から次世代支援NPOで活動

定年後を自分らしく生ききる黄金法則のキーワードは
本音を心の裡に押し込めて生きてきた人生に区切りをつけ、
「心を裸にして人と付き合う」
ことである。

 80歳を迎えた著者が70歳からの10年に実践したことを赤裸々に語った本書は、定年後を自分らしく生ききるための指南書としておすすめである。

主な内容

1章 人生の忘れもの
2章 リノベーションに必要な準備
3章 人生をリノベーションする人付き合いの流儀
4章 人脈など要らない。まずは友達をつくる
5章 若者への苦手意識を捨てよう
6章 肉体リノベーション。スポーツde友達づくり
7章 80歳になったら仕上げ

詳細な目次のページを開く

定年後を自分らしく生きる黄金法則「人生リノベーション」のすすめ
価格
1650円(本体1500円)
判型
四六判
頁数
232 頁
発行日
2022.1.17
ISBN
978-4-87795-408-6

立ち読み

はじめに

 今、あなたは何歳ですか?

 どんな仕事をしていますか?

 定年後ならば、どんな毎日をお過ごしですか?

 日々は充実していますか?

 人生の行く末はクッキリ見えていますか?

 今、楽しいですか?

 私が定年になって、もっとも感じたことは“会社生活って何と幸せで、楽だったんだ!”ということです。会社が黙っていても毎日仕事を用意してくれ、家も与えてくれ、おまけに給料もくれる。毎日、自分がすることがないなどと悩む必要もなかったのです。ですから、

「自由はないけれど、得られるものがあるから、このまま行こう」、「いずれ定年になったら得られる自由を望みにして、今を頑張ろう」

 そんな気持ちで現役時代を過ごしていました。

 ところが、いざ定年になって自由な時間を持ってみると、それまで与えられていた「やらなければならないこと」がなくなって、“自由ってこんなに大変で、悩ましいものなのか!?”と実感したのが正直なところです。

 毎日すること、行くところ、すべて自分で考えて用意しなくてはならない。

 実は、「自由に生きる」って、楽しそうで苦しいのです。もっと早く気づけば良かったのですが、現役の当時は忙しくて、そんなことを考えている余裕はありません。漫然と、その時がきたら自由になれるくらいに思っていました。

 しかし、実際に定年になって気づいたのは、「自分のこと」が何もわかっていないということでした。裸の自分に何ができるのか、何を信じ、何を愛し、何と闘っているのか、要は自分のアイデンティティーが実に曖昧であることでした。

 もっと大きかったのは、精一杯走り切った会社人生であったはずなのに、自分の心の中に、どうしようもない「不足感」があることに気づいたことです。それは、家族と過ごしたり、自分のために使ったりする自由な時間があっても解消できないものでした。

 このままでは自分がダメになると思い、定年してから数カ月で会社生活にもどり、そのまま約10年過ごしました。しかし、定年までのような会社生活を送るつもりはありませんでした。今度こそ自分の心が納得できる生き方をしようと考えたのです。

 そのためのキーワードは「自分の心を裸にして人と付き合う」です。その結果、60代までは完全なインドア派だった私が70歳から猛烈なアウトドア派に変身しました。何かスポーツをやりたいなと思っていたわけではないのに、自分の心を裸にして人付き合いの輪を広げていくと、スポーツ仲間にたどり着いたのです。

 彼らはみんなピュアで、エネルギッシュで、夢多き人たちでした。

 私は今、自己紹介のときは「100KMTRAILの内田です」と言っています。これで、若い人も私のことを覚えてくれます。

 100KMTRAILのことを初めて耳にされる方がおられるでしょうが、これは国際的な大会で、正式には「OXFAM100KMTRAIL」といいます。1000m級の山をいくつも越えて100㎞を4人一組で48時間以内に走破する非常に過酷なレースです。イギリスの慈善団体OXFAMが主催しています。

 私が大会に参加したのは70歳を過ぎてからです。何とも馬鹿馬鹿しく過酷で、でも楽しすぎるチャレンジを4度も経験しました。

 70歳を過ぎてから富士山にも2度登りました。下りの傾斜で顔から転び、眼鏡を大破させたことはその後、仲間うちの格好の酒のつまみになっています。初めてのフルマラソンにも70歳を過ぎてから参加しました。

(以下つづく)

目 次

定年後を自分らしく生きる黄金法則 「人生リノベーション」のすすめ……もくじ

はじめに

1章 人生の忘れもの

(1)忘れ、残してきたモノ

ふと、心をよぎる「不足感」

息子からの問いにノックアウトされる!

父への思いが私を動かす

“少年時代の自分”もプレッシャーをかけてくる

(2)不完全燃焼のススメ

そして、会社、仕事関係以外の友達がいなくなった

会社で燃焼してはいけない! 会社でやろうとするからストレスになる

「満足感」とともにエネルギーは消えていく

「不完全燃焼」で良い。というか「不完全燃焼」のほうが良いんです

(3)これまでの自分を新調しよう

羽ばたきたい気持ちを抑えてはいけません!

人生のリノベーションは新たな人間関係をつくることからはじまる

身体思考のすすめ

青春の心を持とう!

自分のリズムを大切にしよう!

感性を磨こう!

スポーツに取り組んでみよう!

集中力を高めよう!

自分の中にある「不足感」を放置してはいけない!

【コラム】富士山で顔面から転び、新調の眼鏡を破壊

2章 リノベーションに必要な準備

(1)リノベーションの準備はいつでもはじめられます

まずは「やり残したことリスト」をつくろう

自分のためだけに人と接する!

リノベーションに定年はない

【コラム】「ホノルルマラソン招待」をゲット

人生のリノベーションを実現する「17箇条の生き方」

私が学んだ「チャレンジの教え」

(2)「別人」になろう

「自分を変える」という意識

早い時点で過去の属性を外そう

年齢にサヨナラを言おう! メンタルは年を取らない

感動のある人生を目指す!

(3)思い切って環境を激変させてみる

会える人を軸にして物事を見る

新しい「スタート台」に立ったら出会いに集中しましょう

行動の「枝」を伸ばしてみる

ターニングポイントになる出会いが必ずある

(4)夢が育つ条件

前職の取引先はすべて捨てなさい!

夢が動き出す!

夢を後押しする言葉は本の中に

何歳になっても動かなければ情報は入ってこない

若返りの道を行くコツ

【コラム】栗城史多さんとの出会い

3章 人生をリノベーションする人付き合いの流儀

(1)人付き合いのマイルールを持とう

「真摯には真摯を!」

父から授かった「人付き合い、三種の神器」

品性とは裡から滲み出す「らしさ」の一貫性

“心を裸にして生きる”が人付き合いの土台

(2)まずは飛び込んでみる

人間関係に老若は関係ない

裏方のすすめ!

尻込みは最大の敵

(3)付き合う勇気、付き合わない勇気

「インデックス人間」を探せ!

偉くなるより愛されること

付き合いはDEEPに

4章 人脈など要らない。まずは友達をつくる

(1)人とつながる「コツ」

「夢」や「こだわり」をしっかり語る

友達づくりに肩書きは要らない

自分に色を付けない!

(2)年齢とサヨナラしよう!

「年齢」は自分の心が決めるもの

年下のライバルをつくれ!

若い女性のアイドルを目指す!

“ノータイムポチッ!”の精神

【コラム】二人だけで9時間語り合えますか!?

5章 若者への苦手意識を捨てよう

時空を超えた時間旅行

“付き合うきっかけ”のつくり方

若者と付き合う原点は正直であること

若者を集めるだけではダメ

応援そのものを楽しむ

【コラム】完璧はつまらないけど失敗は面白い!

6章 肉体リノベーション。スポーツde友達づくり

きっかけは皇居一周

誘いの連鎖

すべては受け取り方次第。100㎞に挑む

フルマラソンもやはり出会いがきっかけ

【コラム】トレーニングの深み

7章 80歳になったら仕上げ

号砲を聴く用意はできていますか?

4つのブロックに分割するとうまくいく

 ■60歳代前半:第1ブロック(確認期)

 ■60歳代後半:第2ブロック(テスト期)

 ■70歳代:第3ブロック(実践期)

 ■80歳代:第4ブロック(仕上げ期)

若者を支援する夢に向かって

 

おわりに

プロフィール

内田安弘(うちだやすひろ)

昭和16年9月神奈川県鎌倉市生まれ。昭和39年立教大学法学部卒。70歳(2010年4月)まではサラリーマン人生一筋。三洋電機㈱入社。主にオーディオ商品の企画・販促・営業を担当。17年間の地方赴任も経験。全国家電製品公正取引協議会事務局出向を最後に定年。その後10年間、社団法人ベターリビング(国交省管掌)に勤務。ここまではスポーツ経験なし。70歳から「人生リノベーション」で生き方を大転換。世代を超えた仲間づkりを行ない、そこでの出会いから100KMTRAIL(4回)、登山、フルマラソン(8回)などにチャレンジ。「霞倶楽部」を発足させ日本記者クラブで毎月「経済セミナー」を開催、ソーシャル交流会「一休会」への参加、交流会「銀ブレの会」の結成、起業家支援セミナー開催などを行なう。76歳で若者支援を目指して特定非営利活動法人「経営支援NPOクラブ」に参加し、80歳を迎える現在も次世代育成支援グループ学校支援チームリーダーとして活躍中。