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総合出版 コスモ21

頭にいい、体にいい、楽しい本満載!

くり返す体の不調は「脳の動き」を整えるとよくなる!

クリカエスカラダノフチョウハ「ノウノウゴキ」ヲトトノエルトヨクナル!

脳は頭蓋骨の中で動いている!

村上 剛著

「脳の動き」が体調管理のカギ

くり返す体の不調を改善するには「脳の動き」を整えることがカギ

入眠困難・早期覚醒、深刻な冷え性、つらい肩こり、うつ、疲労・倦怠感、自律神経失調症、偏頭痛……
こうした体の不調をくり返すとしたら、「脳の動き」が悪くなっていないかチェックしてみる。
「脳の動き」が悪くなることで起こる三大症状
 ・中枢神経に異常が生じる
 ・自然治癒力が低下する
 ・自律神経、ホルモンのバランスが崩れる

柔道整復師・鍼灸師・マッサージ師である著者は、3万人以上の脳の動きを観察するなかで、医療的な検査では認められなくても、脳の動きの軌道とリズムが乱れていると心身の不調をくり返すことを確認。
本書では、自分の脳の動きを整えるメソッドを紹介している。
・脳の動きを乱すストレスと電磁波を低減する方法
・脳の動きを整えるセルフマネジメント(生活編と応用編)
・手を当てて脳の動きを整える手技療法

さらに、これからは脳のレベルを上げることが重要であり、そのための方法として「メトロノームメソッド」を紹介している。

主な内容

プロローグ 誰も気づかなかった「脳の動き」の重要性
1章 頭蓋骨の中で脳は動いている
2章 脳の動きを整える「脳のセルフマネジメント」
3章 手当てで脳の動きを整える
4章 メトロノームメソッドで脳の動きのレベルを上げる

詳細な目次のページを開く

くり返す体の不調は「脳の動き」を整えるとよくなる!
価格
1540円(本体1400円)
判型
四六判
頁数
144 頁
発行日
2022.1.19
ISBN
978-4-87795-409-3

立ち読み

プロローグ 誰も気づかなかった「脳の動き」の重要性

頭蓋骨の中で脳は動いている

 春真っ盛りのある一日、ベッド3台の接骨院に6人の男女が集い、心理カウンセリングの講座を受講していました。外科医、内科医、薬剤師、会社員2人、フリーター。半分は医療関係者ですが、その他は医療とはまったく関係ない人たちです。

 和やかな雰囲気で講座は進み、ランチ時間はみんなで、接骨院の床に敷いたレジャーシートに座ってピクニック気分で過ごしました。

 ランチが終わると、レジャーシートを片付けて椅子を6脚出し、午後の講座がはじまりました。

 冒頭、私は何の説明もなく、6人の受講生たちに「どこでもいいので自分の頭に両手を当てて、頭蓋骨の奥にあるタピオカのような感触のものが膨らんだり、縮んだりするのを感じてください」と伝えました。

 全員、1分〜2分程度両手を頭に当てていました。それから「感じた人、手を挙げてください」と言うと、6人とも手を挙げました。

「今度は両手を後頭部に当てて、頭蓋骨の奥にある木綿豆腐のような感触のものが膨らんだり、縮んだりするのを感じてください」と伝えました。

 また1分〜2分程度両手を当てたあと、「わかった人、手を挙げてください」と言うと、また6人とも手を挙げました。

 2人のドクターと薬剤師は医療関係者ですが、2回とも何の異論もなく手を挙げていますし、その他の3人も手を挙げています。

 私がタピオカのような感触のものと言ったのは大脳のことで、木綿豆腐のような感触のものと言ったのは小脳のことです。

 現代医学を学んだ3人にとって、手を頭蓋骨に当てて脳の動きを感じるなどということは大学では学んだことがないでしょうし、もっと言えば、日本の現代医学では説明できないことでしょう。

 しかしながら、3人とも手で頭蓋骨の中の脳の動きを“感じてしまった”のです。それが、自分たちが学んできた科学的な知識ではうまく説明できなかったとしても、3人は確かに脳の動きを感じるといいます。

 一方、医療関係者ではない3人の方たちは、それほど科学的な知識にとらわれることなく、脳の動きを感じたようです。

 実は、この結果にいちばん驚いたのは、そのことを伝えた私自身でした。はじめる前の予想では、医療関係者の方たちからは「手を頭蓋骨に当てても、脳の動きをとらえることなどできない」と、やる前から反論されるかもしれないと思っていました。また、医療関係者でない方たちからも、「やってみたけれど、何も感じない」という反応しか返ってこないかもしれないと思っていました。

(以下つづく)

目 次

くり返す体の不調は「脳の動き」を整えるとよくなる!……もくじ

プロローグ 誰も気づかなかった「脳の動き」の重要性

頭蓋骨の中で脳は動いている

父と母の脳の動きに異常が起こっている

脳の動きを整えるテクニックを確立

脳の動きは心身にどのように影響するか

誰でも自分の脳の動きを整えることができる

脳の動きが乱れる主な原因は電磁波とストレス

1章 頭蓋骨の中で脳は動いている

(一)脳はどのように動いているのか

 脳から脊髄まではひとつの塊

 脳の動きの正体

(二)脳の動きは心身と深くつながっている

 脳の動きを整えることで心身が改善

 脳に異常はないのに不眠症?

 深刻な冷え性が脳の動きと関係

 脳の動きを整えながら施術すると肩こりが消えた

 脳の動きでうつ病かどうかを判断できる

(三)脳の動きは電磁波とストレスで悪化

 人間の身体は電磁場

 電磁波が増え続ける現代社会

 電磁波の低減のために自分でできること

 電磁波の影響で子どもの脳の動きも悪くなっている

 ストレスでも脳の動きがロックダウン

 脳の動きが悪化すると食欲のコントロールが難しくなる

 これからは脳のレベルを上げることが重要になる

2章 脳の動きを整える「脳のセルフマネジメント」

(一)生活編

 [1]生活のリズムを整え、体内時計を安定させる

①就寝時間、起床時間を一定にし、朝は日光を浴びる

②寝だめをせず、昼寝をする

③食事の時間を一定にする

④飲酒や喫煙はほどほどにする

 [2]適量の運動をする

①運動は適量にする

②運動のレベルを3つに分ける

 メディカルレベル/デイリーレベル/アスリートレベル

 [3]1〜2分、樹木に触れる

 [4]入浴時は浴槽に浸かる

①身体の電磁場を安定させるため

②身体を液体的な状態に置くため

(二)応用編

 [1]気功

 [2]ヨガ

 [3]瞑想

 [4]座禅

 [5]浄化

3章 手当てで脳の動きを整える

両手で頭に触れているだけ

手当ては現代医療を補完

脳の動きを感じながら、その動きについていく

脳の動きを感じ取るための3つのステップ

〈Step1〉身体のリズムを感じる

①脈拍を数える

②呼吸数を数える

〈Step2〉身体の脈動を前腕で感じる

①前腕で脈拍を数える

②前腕で呼吸数を数える

〈Step3〉脳脊髄液の流れを感じる

4章 メトロノームメソッドで脳の動きのレベルを上げる

脳のレベルを7つに分類

〈不健康〉(レベル7、6)

〈自然治癒力の向上〉(レベル5、4)

〈ハイパフォーマンス〉(レベル3、2、1)

リズムがゆっくりするほど自然治癒力とパフォーマンスが高まる

脳の各レベルで起こること

[レベル7]脳のロックダウンで起こる心身の不調

【脳障害で脳がロックダウンした父と母】

【味覚消失した80代後半の男性】

【嗅覚消失した80代後半の男性】

【感覚過敏でメニエル病に苦しむ40代の女性】

【人生の三重苦でストレスを抱える50代の男性】

[レベル6]脳のリズムがCRIになり症状を反復

【肩こりや腰痛をくり返す夫婦】

[レベル5]脳のリズムがミッドタイドになると、自然治癒力が正常化する

【病院では異常なしだが足の浮腫みが酷い40代の男性】

【コラム】物質的な身体にはブループリント(設計図)が存在する

[レベル4]脳のリズムがロングタイドになり、自然治癒力は力強くなる

【生活習慣の悪化で脳のレベルが下がった男性】

[レベル3]脳のリズムがスティルネスになると、第三の存在が加わる

【コラム】スピリチュアルフォルクラムが施術に参加

[レベル2]脳がヘルスになり、ハイパフォーマンスになる

【レベル2を維持するビジネスオーナー】

[レベル1]脳がオントロジーになり他者に与える影響

 

エピローグ

プロフィール

村上 剛(むらかみつよし)

1969年、東京都出身。柔道整復師、鍼灸師、あん摩・マッサージ・指圧師(国家資格)。

33年の身体施術と20年にわたる心理療法に「脳の動き」の知見を加えて発展させ、その成果を2012年、アメリカの国際健康研究所にて発表。ドイツ心理学雑誌にも掲載される。世界中の研究者と交流。

現在は、現代医学、代替療法を統合して脳と脊髄を中心とした「メトロノーム・メソッド」の普及に尽力している。