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総合出版 コスモ21

頭にいい、体にいい、楽しい本満載!

皇の時代への大転換期 「自立共育」子育て実践編

オウノジダイヘノダイテンカンキ 「ジリツキョウイク」コソダテジッセンヘン

子どもの声が聞こえる「放っといて!!」

小山内洋子・遠藤小夜佳

子どもは何でもわかっている

大好評のロングセラー『大転換の後 皇の時代』『これから二五〇〇年続く皇・繩文時代 天繩文理論』『皇の時代への大転換期 大人のための自立共育』を通して、「皇の時代」がどのように訪れるかが理論的に紹介されている。それによれば、今は二五〇〇年続いた「祖の時代」から新たに二五〇〇年続く「皇の時代」への大転換期に相当する。
これまでの秩序が崩れ、混沌とした状況の中で未来への展望が描けない現代社会は、まさしく古い時代からまったく新しい時代への移行過程にあるが、子育ても例外ではない。これまでの教科書どおりの子育てが通用しなくなっている。
学校に行かない、発達障害と診断された、成人しても自立せずニートである……。「どうしてわが子はこうなのか」「わが子とどう向き合ったらいいのか」と悩む大人(親)たちの苦悩は増すばかり。
本書を読むと、それらは新しい時代の流れに則って生きようとしている子どもたちが「もう時代が変わったよ」と大人(親)たちにシグナルを送っていることなのだと腑に落ちる。子育てがとても楽になり、樂しくなる。「放っといて!!」という子どもたちの声も聞きとれるようになるにちがいない。

本書は二人の著者を中心に、子育てを体験してきた四人の女性たちが参加する三つの対談で構成されている。
「今は皇の時代への大転換期である」と知ることで、
「『これでよかったんだ』と答え合わせができて腑に落ちた」
「私がやってきたこと、ここに書いてある!」
「皇流の子育ての太鼓判をもらった!」
ことがストレートに伝わってくる。
これまでの祖の時代は、個性を潰す「均一教育」が中心であったが、今の転換期は個性を伸ばす「自立共育」が中心になり、これから訪れる皇の時代は個性を生かす「魂職習育」が中心になる。本書を通してこのことがわかると、子育てがとっても楽になるし、「ゆっくり のんびり ゴロゴロ ボーッ!!」が最先端の生き方だと実感できるにちがいない。

主な内容

パートⅠ 大転換期の子育て
   ――「これで良かったんだ」と答え合わせができて腑に落ちた
パートⅡ 「自立共育」子育ての心得
   ――全部放っておく、放っておくでいい
パートⅢ 「私がやってきたこと、ここに書いてある!」
   ――皇流の子育ての太鼓判をもらった!

詳細な目次のページを開く

皇の時代への大転換期 「自立共育」子育て実践編
価格
1870円(本体1700円)
判型
四六判
頁数
216 頁
発行日
2024.7.1
ISBN
978-4-87795-434-5

立ち読み

はじめに

『天繩文理論』即ち「宇宙のルール」には、〝働く〟〝勉強する〟は存在せず、〝遊ぶ〟しか存在しないという理(ことわり)を伝えたいと思います。

 本来、学校は遊び場。遊ぶことと、十分な睡眠でしか知恵は出ない。これから一番必要なことは、すべての人が生きる知恵を出して自立することです。

 ところが、学校は𫝆までの古い知識や常識といった、これからの時代には通用しない不要なもの(ゴミ)を詰め込む場になっていて、行く必要がないというのが、宇宙のルールです。

 近年、学校に行かないことを選択する子どもたちは、もう宇宙のルールどおりに生きていて、このことを魂レベルでわかっているのです。

 それに引き換え親は無理矢理学校へ行かせようとする、𫝆の親と子の感覚があまりにも乖離していることに危機感を覚えています。

『皇の時代への大転換期 大人のための自立共育』のカバーに

 学校へ行かない子どもたち。

 𫝆、何が起きているのか。

 異次元世界に生きる

 子どもたちの出現!

 祖の時代―個性を潰す「均一教育」

 転換期―個性を伸ばす「自立共育」

 皇の時代―個性を生かす「魂職習育」

と書きました。

 教育を「共育」の字に換えた理由は、教育の「教」とは先生や親が自分たちの都合の良いように教える、先生のための親のためのものという意味です。

 変わってこれから皇の時代になるに連れて、子どもたちを自立させるため、社会全体で共に育む時代になるからです。

 ところが、私の見る限りでは、子どもは時代の流れに則ってこの理論どおりに生きているのに対して、𫝆までの古い価値観で生きている大人が、子どもたちの個性的な生き方を妨害しているのです。親や教育者たちは、子どもたちから「もう時代は変わったよ」とシグナルを送られているのに気付こうともしません。

 つまり、皇流に生きる異次元の子どもという大人、𫝆までの古い価値観の祖流の生き方をしている大人という小人。すべてが逆転していることを目の当たりにして、𫝆の最重要課題は、祖流の生き方をしている大人こそ自立が必要だと思いました。

『自立共育』の本が出版されて様々な反響があり、各地の交流会で学校に行かないことを選択した子を持つ母親からの多くの相談が寄せられています。しかし、そのほとんどが理論的質問ではなく人生相談なのです。

 私の役割は、これから迎える新しい時代、皇の時代の宇宙のルールと生き方を伝えることであり、それに基づいて各人が自分で考えて生きていく自立をしていただくためのものです。従って、人生相談は私の役割から外れますのでやってはいけないことになります。けれども、相談者自身が理解できるように理論的なヒントを伝えるように心掛けています。

 そのような体験から、𫝆子育てに悩む母親がこんなにも多いのかと驚くばかりです。「『自立共育』を読んで凄く安心しました」「楽になりました」「これでいいんだと答え合わせができました」など、お声をたくさんいただいております。

 私はいつしか、この『自立共育』に書いた宇宙のルールどおりの子育てを実践している親子に巡り合えたらいいなあと思っていました。

 そんなとき、一本の動画が私の前に出現しました。『自立共育』の本を読んで感想を話し合っている三人のお母さんたちの動画でした。その三人の方が揃って『自立共育』の本を読んで、「𫝆までしてきたことの答え合わせになりました」と話されていました。

 私はその中のお一人に注目しました。彼女は『自立共育』の本に一月(二〇二四年)に出会ったばかりで三人の子育てをするシングルマザー。長男二十六歳はうつでニート、次男二十歳は発達障害、一番下の長女十五歳は学校に行かないことを選んだ子。でも、自分自身の時間ができるようになったと明るく樂しそうに話していました。私は彼女の中に強い信念と覚悟のようなものを感じ、凄い! もっと話を聞きたいと思っていたところ、二月の東京の交流会に来てくださいました。

 親睦会の食事の席で隣になり、子育ての話を伺い、まさに『自立共育』どおりの子育てをしている方に巡り合った必然の出会い、と感動しました。帰りの電車も同じ、住まいも近くで話が尽きません。お名前は遠藤小夜佳さん。翌日私は早速遠藤小夜佳さんに『自立共育』の実践本をぜひ書いてほしいと依頼、快諾していただき、お子さんたちも承諾してくださったとのこと。

 後日、コスモ21の山崎社長と三人で打ち合わせ中、山崎さんから私と小夜佳さん二人のやり取りを聞いていて、対談本が良いのでは? と提案していただき決定しました。

 けれど、対談が始まって小夜佳さんが最初から皇流の子育てをしていたわけではないことを知りました。長男、次男、長女と出産するたびに次々に起こる思いもよらない問題と壮絶な闘いをし、試行錯誤し、すべて手探り状態で右往左往し、長い葛藤の末、今までのやり方をすべて諦めて手放したことで辿りついたのが皇流の子育てだったのです。そのお話を聞いたとき、正直、私の出る幕ではないと思いました。

 そこで、対談というよりも、小夜佳さんの体験をできるだけたくさん、じっくりお聞きしたほうが良いのではという思いに至り、私はひたすら聞き手に徹し、最小限の会話にとどめました。

 なお、本書は私が出版した『皇の時代への大転換期 大人のための自立共育』の実践編ですので、皇の時代の基本ルールは書いておりません。ぜひ『皇の時代への大転換期 大人のための自立共育』とセットでお読みいただくと理解が深まると思います。本書が少しでも皆様の参考にしていただければ幸いです。

目 次

皇の時代への大転換期 「自立共育」子育て実践編……もくじ

はじめに

パートⅠ 大転換期の子育て―「これで良かったんだ」と答え合わせができて腑に落ちた

すでに知っていることの答え合わせをしているみたい

生活範囲をはるかに超えたことが語られていても、なぜか合点がいく

読むと勝手に魂に響いてくる

自然のリズムに合うと、なんでもぴったり合う

生きていることがどんどん楽になってくる

「この本に書いてあることを信じないでください」と書いてある

この本を読まなかったら、ずっと過干渉だったかも!

娘に「二十歳になったから、これからは何もしません」と宣言

子どもはなんでも知って生まれてきている

子どもが学校に行けなくても笑顔で見守っていればいいと理解できる

人に聞くと自然の流れから外れてしまうかもしれない

一人が目覚めると一万人が目覚める

パートⅡ 「自立共育」子育ての心得―全部放っておく、放っておくでいい

初めは教科書どおりの子育てを目指していた

私が目指したのは祖流のお母さんだった

長男と向き合えたことが本当に良かった

地球上はまだ祖の粗い空気に覆われている

次男は一歳半検診で発達障害の疑いを指摘された

小さいときに食事の偏りがあっても絶対に大丈夫

発達障害は祖の側から見た判断

次男は自分のペースが邪魔されない場所を自ら選んだ

子どもの邪魔をしなくて良かった

どう生きるかはその子が背負って生まれてきている

喋らなくても波動が合えば通じてしまう

自分のリズムでいるのがいちばん

将来のためと今を我慢しているのは本当につまらないこと

𫝆は私の想像を超えた世界なんだ!

子どもは素晴らしいセンサーで生きている

子育ては自分を見つけるいい機会

天繩文理論の実験は命がけ。できないことははっきり断る

皇の時代のセンサーは女性にしかついていない

自分が自立していないと本当のパートナーは見つからない

発達障害の次男が我が家のキーパーソン

自由にしておいてくれたことが親に対する最大の感謝

これもあれもと思っているとゴミをつかんでしまう

日本がいちばん最初に皇になる

パートⅢ 「私がやってきたこと、ここに書いてある!」―皇流の子育ての太鼓判をもらった!

やってきたことがここに書いてあった

子どもの目線にとことん立つ

「万が一帰ってこなくても致し方ない」と腹をくくった

この本には皇の時代の子育てが書いてある

皇の時代の子育てを知ると凄く楽になる

 

おわりに

☆皇流の子育てを実践すると樂しく生きるヒントが見つかる

☆素敵な出会いから生まれた絵で本書をデザインできました!

プロフィール

小山内洋子(おさないようこ)

神奈川県横浜市出身。天縄文理論研究家。出版社勤務などを経て現職。1994年(平成6年)から16年間、宇宙物理研究家の故・小笠原慎吾さんに師事。全国各地の交流会に招かれる。

遠藤小夜佳(えんどうさやか)

1973年長野県生まれ、札幌育ち。女性と子どもの心と体にアプローチするセラピストとして活動。離婚を機に会社員へ。2021年婦人科系疾患により子宮摘出し、生き方を見直す。新しい時代の子どもたちが生きやすい世界を創造するため、大人が自立し新しい視点や気づきをもつことを伝えるメッセンジャーとして活動を開始。