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「ありのままでいいよ」が一瞬で伝わる ハグする習慣

「アリノママデイイヨ」ガイッシュンデツタワルハグスルシュウカン

こんなに近くにいるのに気持ちが伝わらないのはなぜ?/大切な人、そして自分をハグ

高木さと子著

丸ごと愛された自分がいる!

100の言葉を交わすより1回のハグが家族の絆をはるかに深めると考え、コミュニケーションツールとして「ハグ」を広める活動をしている。少しの勇気で、今すぐ、誰にでもできるハグ。その扉を開けば素晴らしい世界が。

主な内容

パートⅠ 「ハグ」こそコミュニケーションの要
パートⅡ 自分をハグする

詳細な目次のページを開く

「ありのままでいいよ」が一瞬で伝わる ハグする習慣
価格
1404円(本体1300円)
判型
四六判
頁数
156 頁
発行日
2016.8.25
ISBN
978-4-87795-340-9
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はじめに

 私はずっと、コミュニケーションツールとして「ハグ」を広める活動をしています。そのために「日本ハグ協会」も設立しました。

 私が広めているハグは、欧米で行なわれるような挨拶のためのハグではなく、いつも身近にいる大切な相手、さらにはいちばん身近にいる自分自身を抱きしめるハグです。

 あなたは身近な人に抱きしめられることはありますか。親に、夫に、妻に、ときには子どもに抱きしめられる、ハグされることはありますか。反対に、身近にいてくれる大切な人を抱きしめる、ハグすることはありますか。

『きみはいい子』という映画があります。そのサブタイトルは「抱きしめられたい。子どもだって。おとなだって。」となっていて、最後のほうで先生が教室の子どもたちに「今日の宿題は家族に抱きしめられてくることです」と語りかけるシーンがあります。

 いつも一緒にいる間柄であっても、心は意外につながっていないことが多いものです。家族でさえそうだと思います。この映画のように、家族に抱きしめられるだけで人の心は、どんなに満たされることだろう、どんなに安心できることだろうと感じさせられます。大人だってそうです。「やっぱりハグって素敵だな」と感動した観客が多かったと思います。

 

 かつての日本人は住宅事情もあって、家族が肌で触れ合うことの多い環境で暮らしていました。そんなスキンシップを通して自然に心のつながりを感じられるようになっていたのだと思います。

 ところが、いつからか住宅事情が変わって、家庭の中でさえ個人の空間が優先されるようになり、家族が肌で触れ合うことも次第に少なくなっていきました。家族が一緒に食事をする機会が減り、たとえ一緒にいてもスマホを見ているといった光景はよく見られます。

 それに比例するように、家族の人間関係も希薄になってきていると感じている方は、とても多いと思います。

 アメリカの心理学者ロバート・ウォールディンガーさんは、75年に渡る成人発達に関する研究で、「良い人間関係こそ人生を幸福にする」と述べています。“私たちは職業的なスキルや経済的な能力がないと人生を幸福に生きることはできないと考えがちである。しかし、ほんとうに幸福を約束してくれるものは良い人間関係である”、という結論に達したと述べています。

 人生でいちばんの土台となる人間関係は家族との関係ですが、私は100の言葉を交わすより1回のハグが家族の絆をはるかに深めると考えています。そのことを教えてくれたのがガンで亡くなった夫です。

 末期ガンを宣告されたとき夫はまだ40代で、ガンの進行は早く、痛みとの闘いも壮絶でした。ある日、入院中の夫をいつものようにハグすると、「痛い」と言ったのです。それまでは、夫とハグをして絆を感じることはいつでもできて当然だと思っていました。

 これからは愛する夫を思いきり抱きしめることができなくなるかもしれない。そう思うと、私の心は不安でいっぱいになりました。夫は発病から1年半の闘病を経て、46歳で他界しました。それから3年ほどは、意味もなく涙が流れてきて止まらなくなることがたびたびでした。ようやく泣かなくなった自分に気づいたのは、4年目を迎えたころです。

 私はこの経験を通して、大切な人が生きていてくれるからこそ、目の前にいてくれるからこそ絆を深めることができる、抱きしめることができる、「愛してるよ」と伝えることもできることを学びました。

 いつも身近にいる大切な人と良い人間関係をつくるためにハグは素晴らしい働きをしてくれる。「ありのままでいいよ」という気持ちが一瞬で伝わる。そう確信した私は、余計なお世話だと言われてもハグの大切さを日本中に、世界中に伝えようと決めたのです。

 欧米人のようなハグは日本人には違和感があるでしょうが、いつも身近にいる、ほんとうに大切な人たちとの絆が薄れがちな今だからこそ、ハグを広める必要があると思ったのです。それは夫が残してくれた自分の使命だとも感じています。

 ハグの大切さを伝えるために活動をはじめたころは、ハグについてどんなに熱心にお話ししても、「日本でハグ?」「フリーハグなの?」「高木さん、ハグしてくれるの?」と茶化されて、まっすぐ受け止めてもらえないこともありました。

 資金も人手も無いなかで活動を続けていると、「私、なんのためにこんなことやっているんだろう。やめようかな」と気が重くなり、ほんとうにやめようと思ったことも何度かありました。

 そんなとき私を勇気づけてくれたのは、ハグをしたら大切な人と心がつながったと感動してくれる方たちの笑顔です。ブログを読んで、見知らぬ誰かがメールで応援してくれることもよくありました。

「日本ハグ協会のHPを拝見させていただきました。『自分をハグ』『家族をハグ』『みんなをハグ』というハグのステップ、本当に素敵ですね。とても共感します!」

「ハグを通して心と心がつながれば社会全体がよくなるね」

「こんな時代だからこそ、ハグを通じて人と人が深くつながることが大切ですね。ハグっていいですよね!」

「今、大切な人にハグしています。笑顔があふれます。ハグって最高!」

 どんなにたくさんの人と交流をしていても、あなたの身近にいる大切な人と心がつながっていないとしたら、ほんとうに生きる喜びを得られるでしょうか。ハグは、お互いの存在を丸ごと肯定して受け止め合う行為です。そこからほんとうに心が通い合うコミュニケーションは生まれてくることでしょう。

 ハグを広めていくうちに、相手をハグしたくても「自分を受け入れることができなくて苦しんでいます」、相手を好きになりたくても「自分を好きになれないんです」という反応があることに気づきました。

 そんなときは、いちばん身近な存在である自分自身をハグしてくださいとすすめています。自分の体を抱きしめて、「私は私のままでいい」「私は私が大好き」と語りかけると、ずっと気持ちが楽になります。ありのままの自分を肯定できると、相手をハグして肯定できるようになり、絆を深めることができるようになります。

 本書では、大切な人をハグする効果や方法について、さらに自分自身をハグする効果や方法について紹介しています。

 ハグは自分の体で今すぐできる行為です。少しの勇気は必要ですが、そこに素晴らしい世界が潜んでいることを発見していただければ、これ以上うれしいことはありません。

 では、いよいよハグの扉を開けてみることにしましょう。

目 次

「ありのままでいいよ」が一瞬で伝わる ハグする習慣☆もくじ

はじめに

パートⅠ 「ハグ」こそコミュニケーションの要

身近な人と良い関係が築けない

ハグは最上級のスキンシップ

——ハグで家族との絆が深まる

「夫とのハグが教えてくれたこと」

「小学校で出たハグの宿題」

「ハグで愛の好循環が生まれる」

「どんなときもハグを忘れないで!」

「ハグは世界平和に繋がるもっとも身近な行動!」

「パパとも毎日ハグ」

——ハグで仲間との絆が深まる

「えりちゃんとの最後のハグ!」

「病床の父と交わしたハグ」

「とにかく、ハグしてみよう!」

「ハグって年を重ねるほど大切だわ!」

日本流ハグの作法

「白クマの着ぐるみで子どもたちを思いっきりハグ」

【ほっとブレイク】「気がかリスト」

——ハグで職場の絆が深まる

「30年同じ会社に一緒にいて初めて触れ合った」

「子どもをハグする前に職員同士でハグをしよう」

「社長賞の目録に社長とハグ券」

「おばあちゃんのハグ率は100%」

【ほっとブレイク】毎日10分間お片付け

幼児期のハグ体験が生きる土台をつくる

ハグの原点

ハグは身近な人間関係にこそ有効

体さえあれば、いつでもハグできる

身近な人とのハグは日本文化に根ざしている!

ハグ+コミュニケーション=ハグニケーション

代表的なハグの形

ハグの輪を広げる「はぐよちゃん」

パートⅡ 自分をハグする

自分で自分をハグしてあげる

今の自分をハグする

丸ごと愛された自分がいることを気づかせてくれる

【ほっとブレイク】イラッとしたら5秒で「あらあら」

今の自分は過去と未来につながっている

過去の自分と未来の自分をハグしよう

1過去の自分をハグする

1 今日一日の「いいとこさがし」

2 「人生グラフ」をつくってみる

3 気になったことを肯定的に解釈し直してみる

4 親や恩師に自分のことをインタビューしてみる

5 自分の人生ベスト10を選ぶ

6 自分を応援する

【ほっとブレイク】朝の5分を自分のための時間にする

2未来の自分をハグする

1 未来の自分を思い描く

2 「なぜか」を考えてみる

3 未来の自分を信じてあげる

4 未来の自分をほめる

5 未来の自分と約束する

 

おわりに

プロフィール

高木さと子(たかぎさとこ)

岐阜県生まれ。2児の母。愛知淑徳短期大卒業後、東芝テックに入社し支社長秘書となる。その後モデルに転身し、結婚して出産。子育てをしながら美容業界に携わる。コーチングや心理学を学び、メンターとしての生き方を学ぶ。

2004年から企業、団体への研修講演を始める。そのなかでコミュニケーションツールとしてハグの素晴らしさに気づき、2009年に日本ハグ協会を設立。「マザーさと子」として「ハグニケーション」の普及に努める。「ハグスポット」「ハグダンス」など次々と斬新なアイデアを実現し、マスコミでも評判になる。講演・研修には年間延べ4800名以上が参加。2014年からは「ハグニケーション講座」を実施。