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総合出版 コスモ21

頭にいい、体にいい、楽しい本満載!

52歳で折返し120歳で現役 丹田発声・呼吸法で医者要らず

52サイデオリカエシ120サイデゲンエキタンダハッセイ・コキュウホウデイシャイラズ

若々しい身体と声をつくる

小島弘基監修 松井和義著 Satomi協力

誰でもすぐ深い呼吸が身につき、人生が変わる!

現代人は呼吸が浅くなっていて、それが心身の障害を生む原因にもなっているといわれます。
本書がすすめている丹田発声・呼吸法は、大人でも子どもでも簡単に取り組むことができ、丹田呼吸が自然に身につきます。
丹田呼吸が身につけば、
・代謝エネルギーの消費が低減し、寿命が延びる
・ストレスを根本から解消する
・疲れにくくなる
・免疫力がアップする
・スリムな体型になる
といった素晴らしい変化が心身に起こってきます。
しかも、丹田発声により、
・艶のある若々しい声になる
・声量が増し、声の高低の幅が広がり、歌唱力が劇的に向上する
・スピーチ力、プレゼン力、コミュニケーション力が向上する
・朗読、アナウンス、詩吟、謡曲などが上達する
・武道やスポーツ競技で声がよく出るようになる
・発達障害、学習障害、パニック障害の改善に役立つ
といった効果も期待できます。

主な内容

パートⅠ 丹田発声・呼吸法で奇跡の若返り!
 1章 丹田発声を身につけるトレーニング法
 2章 丹田発声がもたらす画期的な効果
 3章 Satomi式丹田ボイストレーニング
 4章 丹田発声3D音フィードバック方式で潜在能力開発
パートⅡ 医者要らずで若々しい身体をつくる
 1章 丹田呼吸でストレスを根本から解消
 2章 丹田呼吸が生活習慣病の予防・改善の道を開く
 3章 ミトコンドリアこそ若さと健康のカギ
 4章 ガンの根本原因と予防・改善法
 5章 うつ病の本当の原因と最強の予防法
 6章 生活習慣病の本当の原因と最高の予防法

詳細な目次のページを開く

52歳で折返し120歳で現役 丹田発声・呼吸法で医者要らず
価格
2200円(本体2000円)
判型
四六判
頁数
364 頁
発行日
2020.1.6
ISBN
978-4-87795-386-7

立ち読み

プロローグ 大人でも子どもでもすぐできる丹田発声・呼吸法!

丹田呼吸こそ心身にもっとも合った呼吸

 古くから、ヘソ下3寸(10センチ前後)あたりを「丹田」といいます。具体的な形があるわけではありませんが、気力が集まるところであり、生命力が生まれるところで人体の中心であると考えられています。伝統的な武術や医術では丹田が基本になっています。

 武道やスポーツでは「もっと腰を入れろ」とか「腰が入っていない」と注意されることがよくあります。腰を入れるというのは、丹田を使って腰から力を出すことです。身体の動きが全然違ってきますし、覇気が出ます。

 この丹田を使って呼吸を行なうのが丹田呼吸です。呼吸といえば胸式呼吸と腹式呼吸はよく知られていますが、丹田呼吸こそ私たちの心身にもっとも合った呼吸なのです。生まれた瞬間から死ぬ瞬間までとくに意識しなくても呼吸をし続けますが、丹田呼吸が身につけば、心身の状態がまったく変わってきます。

 とくに次のような変化が起こることがわかっています。

①呼吸が深くなり呼吸回数が減少して代謝エネルギーの消費が低減し、寿命が延びる

②肺活量が大きくなり、全身に十分な酸素を供給できる

③ストレスを根本から解消する

④全身に気のエネルギー(宇宙エネルギー)が満ち、疲れにくくなる

⑤副交感神経が活性化し、自律神経が安定する

⑥血流がよくなる

⑦基礎体温が高まり、免疫力がアップする

⑧悪玉活性酸素の大量発生を抑える

⑨ウエストがしまり、スリムな体型になる

⑩直感力が鋭くなり、精神力が強くなる

 

誰でも丹田呼吸が身につく方法を発見!

 丹田呼吸の基本は、丹田を使って息をできるだけゆっくり吐き切ることです。そうすれば、息は自然に身体に入ってきます。言葉にすればこれだけのことですが、ほぼ無意識に行なっている呼吸を実際に丹田呼吸にするのは難しいことです。

 たとえば、腹式呼吸のトレーニングをすると、その場では腹式呼吸ができるようになることは多いですが、日常生活の中で無意識の状態でも腹式呼吸をすることは難しいのです。呼吸法の指導をしている方でも、普段、無意識に行なっている呼吸が深い呼吸になっているとはかぎりません。

 それくらい呼吸の仕方を変えるのは難しいことです。ですから、丹田呼吸が私たちの心身にもっとも合った呼吸だとわかっても、日常化するところまではいきません。

 では、どうしたら丹田呼吸や深い呼吸を身につけることができるでしょうか。私はその秘訣が「丹田音読法」と「丹田発声法」であることを発見しました。そのきっかけは、子どもたちに音読指導をしたことです。この方法は子どもから大人まで誰でも取り組むことができますし、自然に丹田呼吸が身についていきます。

 先進国のなかでも日本の子どもたちの国語力はかなり低下しています。今は、OECD(経済協力開発機構)のPISA調査(国際学習到達度調査)で指摘されたとき以上に低下しています。とくに国語力の基本である文章を読み、内容を理解する読解力の低下が顕著です。

 慌てた文部科学省は10数年前くらいから、子どもたちの読解力や論理的な思考力、表現力といった国語力を向上させることを重要テーマにしています。教育現場では読書や音読学習が見直され、実際に朝の時間に取り入れる小学校も増えています。

 私は、もっと早い22年以上前から、子どもたちの能力開発には音読がとても効果的であると考え、学習指導に取り入れていました。ところが、音読をしてもらうと、腹の底から声が出ない子どもがあまりに多いことに驚きました。喉だけで発声するため、小さい声でしか音読できないのです。これでは、いくら音読をしていても国語力は伸びません。

 くわしくは、パートⅠの4章で説明しますが、日本の学校教育では黙読と筆記中心の学習が行なわれてきました。しかし、この学習法だとイメージ力が刺激されず、記憶も理解も深まりません。これに対して音読学習をすると、イメージ力が高まり、理解や記憶も深まります。

 音読で大事なのは声の出し方です。腰から背筋、脳幹まで振動し、全身がバイブレーションを起こしているような感覚になり、その振動が脳の深い部分にも響くようにして発声します。それによって潜在意識レベルにまで情報が届き、驚くほど深い理解や記憶をもたらします。

 このような音読学習の意味を理解しないまま学校の先生や親が、子どもに音読学習を指導しても、正しい音読の見本を示すことはできません。子どもたちは、せっかく音読しても、さほど学習効果を得られないため止めてしまいます。

 音読学習について私が至った結論は、一言で述べれば「丹田を使って発声をし、音読をする」という学習方法です。

 とくに現代の日本人は喉から発声していることが多く、歌を歌ったり、音読をしたりするときも喉だけで発声してしまいます。人前でスピーチするときや普段の会話も同じです。まさに口先だけの発声になっているのです。

 このような発声では、声量が乏しくなり、声はかすれてツヤや伸びがなくなります。響きも悪く迫力がないため、人に与える感化力や説得力、インパクトは弱くなります。自信にあふれた声とはほど遠いのです。

 そこで私が子どもたちの音読学習ではじめたのが「一音一音読学習法」です。幼児や小学生は現代国語の教材、中学生、高校生は古典の教材を使って、一音ずつ音読していきます。

 この音読学習をくり返していると、子どもたちが徐々に丹田から声を出すようになり、自信にあふれた大きな声で音読ができるように変わっていきます。学習効果も明らかに向上していくことがわかりました。

 この方法をくり返していると、丹田周辺の筋肉を使うと同時に腰全体の筋肉も使うようになり、まるで腰で発声しているような感覚になります。そして、より大きくて力強い声が出るようになります。子どもたちは丹田を使ってしっかりと発声できるようになり、まさしく丹田発声ができていたのです。もっと驚いたのは、大人でも身につけるのが難しい丹田呼吸が自然にできるようになっていて、普段の声がとても力強くなっていたことです。

 子どもたちの国語力は予想以上に伸び、他の科目に対しても学習意欲が高まり、いろいろなことに積極的に取り組むようになりました。1年間で1000冊近い本を読む小学生、大人が読む本や新聞をすらすら読む小学1年生、3カ月で古文、漢文が大得意になり成績が一気に学年1位になった高校生まで現われました。

 学年ビリ(5教科500点満点でたった20点)だった学習障害のある中学生は、国語が得意になり、他の科目の成績も伸びて、その後、有名大学に合格しています。学習面だけではありません。剣道や空手、野球やバスケットボールなどの大会で優勝したり大活躍したりする中学生や高校生も出てきました。

 そんな変化に誰より子どもたち自身が驚いていましたが、その姿を見ていた親や周囲の大人たちも、丹田音読、丹田発声の可能性に気づきはじめました。そこで、丹田発声によって丹田呼吸が身につくと、心身に素晴らしい変化が起こること、潜在能力を開発することができることを伝えるため、大人向けの丹田音読、丹田発声の指導セミナーもスタートさせました。

 

丹田発声で素晴らしい変化が!

 丹田音読、丹田発声を行なっていると、先に述べた丹田呼吸による変化の他にも、素晴らしい変化が起こってきます。

・艶のある若々しい声になる

・声量が増し、声の高低の幅が広がり、歌唱力が劇的に向上する

・スピーチ力、プレゼン力、コミュニケーション力が向上する

・朗読、アナウンス、詩吟、謡曲などが上達する

・武道やスポーツ競技で声がよく出るようになる

・発達障害、学習障害、吃音、パニック障害などの改善に役立つ

 私自身は普段の呼吸が丹田呼吸に近い深い呼吸になっていますが、講演会やセミナーでは丹田発声で話をしているのでマイクを使わなくても最後列の受講者にまで声がはっきり届きます。喉に負担が少ないため、丹田発声だと1日に9時間くらい立ちっぱなしでしゃべり続けても、声量が落ちたり、声がかすれたりすることはまったくありません。

 土日、祝日に行なう終日セミナーは1年間に160日以上ありますが、全身に絶えず気のエネルギーが満ちていて、ほとんど疲れを感じることはありません。ありがたいことに、この20年間、風邪を引いたこともありません。心身が若返り、30代、40代のときよりもっと精力的に活動しています。

 一般的に高齢になると体温が低下する傾向があり、体の機能低下につながります。ところが、丹田発声によって丹田呼吸が身についたことで私の体温は上がりました。平熱が赤ちゃんレベルの37℃前後です。

 じつは、40代には体脂肪が27%のメタボ体型でした。このままではいけないと思い、食生活を改善し、積極的に運動をするようにしました。それで、ある程度まで体調がよくなりましたが、今の健康な身体に変わったのは丹田発声によって丹田呼吸を身につけたからです。今の体脂肪率はアスリート並の7%で、パワフルな筋力体型を維持しています。

 メタボ時代の高血圧、狭心症、極度な偏頭痛、腎機能低下、慢性肝炎などもすべて解消しています。一日一食未満の毎日ですが、疲れることはまったくありません。

 

呼吸の目安は回数と深さとリズム

 呼吸の状態を見るときの目安は回数と深さとリズムですが、ストレスの多い現代人には呼吸が浅く、回数が多くてリズムが乱れている人が多いのです。それらが身体のさまざまな不調にもつながっていると思われます。

 そもそも呼吸は生命維持に欠かせない機能で、外から体に酸素を吸い込み、身体の中の二酸化炭素を吐き出しています。これを生まれた瞬間から亡くなるまで一時も休むことなく続けます。

 その呼吸の深さとリズム、回数は連動しています。呼吸回数の平均は1分間に16から18回ですが、ストレスが強かったり身体が不調だったりすると、呼吸が浅くなったりリズムが乱れたりして、1分間に20回以上になります。

 人間も含めて動物の呼吸回数と寿命には深い関係があるようです。わが家に26歳のミドリガメがいます。外来種のため、川に逃がすわけにもいかず、妻は困っていますが、昔から「亀は万年、鶴は千年」といわれて、長寿のシンボルになっています。ミドリガメの場合は50年前後の寿命ですが、それでも同じくらいの大きさの動物と比べると、はるかに長寿です。

 ミドリガメの呼吸回数は1分間に2〜3回ですが、たとえば、ねずみの場合ですと1分間に20回前後呼吸します。体の大きさはそれほど大差がないのに寿命は3〜4年です。呼吸回数はねずみが約10倍で、寿命は逆に10分の1ですから、やはり呼吸回数と寿命には一定の関係があります。

 もちろん、呼吸回数だけで寿命が決まるわけではありませんが、呼吸回数が少ない動物ほど長生きする傾向があります。仮に呼吸回数だけで単純計算すると、私たち人間がミドリガメと同じ呼吸回数になれば、計算上は600歳から800歳は生きられることになります。

 呼吸の深さとリズムと回数は連動していると述べましたが、何か疾患がないかぎり、深い呼吸をリズムよく行なっていると、自然に呼吸回数は少なくなります。丹田呼吸をマスターすると、呼吸が深くなり呼吸回数も少なくてすむようになりますが、私の場合は、通常は1分間に7回前後です。

 呼吸の深さは横隔膜や胸筋、腹横筋など筋肉の状態によって変わってきますが、ストレスが強い人や病気の人の場合は呼吸が浅く、1分間に20回以上になることもあります。また、同じ人でも、ストレスが少なく、ゆったりしているときは呼吸が深くなり、呼吸回数は少なくなります。逆に、ストレスが強いときは呼吸が浅くなり、呼吸回数は増えます。

 

丹田発声・呼吸法のトレーニングは誰でもすぐできる!

 呼吸機能は他の臓器の機能と大きく違うところがあります。呼吸も多くの臓器と同じように無意識のうちに機能していますが、呼吸だけは意識してコントロールすることができるのです。

 呼吸が浅くなっている現代人の場合、意識して深く呼吸をすると、無意識に呼吸しているときの倍以上、肺の中の空気を出し入れすることができ、呼吸回数は少なくてすみます。

 それだけでなく、深く呼吸をすると、副交感神経の働きが優位になり、自律神経のバランスがよくなります。免疫力が高まり、病気にかかりにくい身体になることもわかってきています。

 ですから、意識して呼吸を深くするといいのですが、日常生活の中で無意識に呼吸しているときは、どうしても呼吸が浅くなってしまいます。いろいろな呼吸のトレーニング法を行なってみても、日常の呼吸が深い呼吸や丹田呼吸になるところまではなかなかいきません。

 私は、52歳から丹田呼吸の訓練を始めました。丹田を使っていることを感じられるように丹田に指を当て、まず20秒間で口から息を吐き出します。その後2秒間息を止め、次に8秒間で鼻から息を吸い、次に2秒間息を止めます。つまり、30秒間で1呼吸です。

 この訓練をやっているときは、たしかに呼吸は深く丹田呼吸になりますが、普段、無意識に呼吸しているときや、睡眠中の呼吸は、それほど変化しませんでした。そこで丹田発声・呼吸法のトレーニングを毎日行なうようにしたところ、長時間セミナーで話しても、丹田発声できるようになりました。しかも普段の呼吸が深くなり、丹田呼吸に近づいていったのです。

 この丹田発声のトレーニングは大人も子どもも行なうことができます。

 丹田呼吸が身につくことで心身に起こる変化は先に述べたとおりですが、潜在能力を最大限に引き出すこともできます。

 私の場合は、脳の回転スピードが学生時代より速くなり、高齢期を迎えても10以上の分野の仕事を同時に余裕でこなすことができています。セミナーも10以上のジャンルをこなし、執筆活動も行なっています。さらに、直感力(第六感)、創造力、インスピレーション、テレパシー力、予知能力なども鋭くなりました。

 脳波にも変化が起こっているかもしれないと思い、最新の脳波測定器で測定してみたところ、日中でも、深い瞑想状態のときと同じシータ波レベルになっていました。日々瞑想しているような状態で生活し、仕事をしていたのです。

 気持ちの安定感も高まりました。以前と比べて物事に動じることが少なくなり、いつも平常心でいられます。その分、何事にもどっしりと構えて向き合うことができます。全国で丹田発声のトレーニングセミナーに参加した方たちも、私と同じような体験をしています。

 

丹田ボイストレーニング、そして徹底した若返り法

 本書のパートⅠにある丹田発声・呼吸法のトレーニングを試してみてください。方法は簡単で、続けるだけで呼吸が深くなり、呼吸のリズムがよくなり、回数も少なくなってくること、そして普段の呼吸が丹田呼吸に変わってくることを体験していただけるでしょう。

 とくに3章では、プロの歌手として活躍するとともに、「丹田ボイストレーニング教室」を主宰するSatomi(北川都巳)さんに登場していただきます。自らの歌唱力アップと健康増進のために丹田発声に取り組むだけでなく、ボイストレーニング教室で指導にも当たっています。

 Satomiさんは、ボイストレーニングに丹田発声と丹田呼吸を取り入れ、発声の改善や歌唱力アップ、さらに心身の健康づくりで素晴らしい成果を挙げています。教室では発声や呼吸の改善のために、まず身体をゆるめるストレッチと丹田を基軸とした正しい姿勢づくりを行ない、続けて丹田発声のトレーニングを行ないます。

 歌唱力の向上を目指すだけの一般的なボイストレーニング教室ではなく、姿勢や体調が原因で生じる声の不調、加齢に伴う声の変化などを根本から解消していきます。それによってハリやツヤのある若々しい声をつくり出していきます。

 パートⅡでは、ガン、うつ病、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞、腎臓病、パーキンソン病、アルツハイマー型認知症、高血圧などの生活習慣病と呼吸の状態がいかに深く関係しているかを解説します。そして、丹田発声、丹田呼吸が生活習慣病の予防や対策にきわめて有効であることも述べます。

 私は、長年若返りのための食生活や健康法の指導に取り組んできました。

 たとえば、日本では中高年の2人に1人がガンを発症します。ガンを発症した患者に見られる共通の要因として、精神的ストレスと低酸素、低体温、高血糖などが指摘されています。丹田発声、丹田呼吸が身につくと、これらが解消し、心身が若返ります。とくに「1日2回空腹を感じる」を習慣化すれば少食でも空腹を感じない健康体になります。

 このことはガン以外の多くの生活習慣病にも当てはまることで、パートⅡで詳しく説明します。

 

52歳で折返し120歳で現役を目指す

 本書のタイトルに「52歳で折返し120歳で現役」とあります。なぜ折返しが50歳ではなく52歳だと思われますか。

 いちばんの理由は、今まで多くの方のカウンセリングをするうちに、人生において中年を迎えたとき大きな転換点が訪れるのは50歳ではなく52歳前後に多いことがわかったからです。

 この時期に、それまでの生活習慣や生き方をどのように転換するかが、その後の人生に大きく作用します。さらに、本書で紹介します丹田発声・呼吸法、そして私が長年研究し、自ら実践してきた健康法を実践することで「120歳で現役」への道が拓かれてきます。

 さあ、120歳で若々しく健康に生きる扉を開けてください。

目 次

もくじ◇52歳で折返し120歳で現役 丹田発声・呼吸法で医者要らず

プロローグ 大人でも子どもでもすぐできる丹田発声・呼吸法!

丹田呼吸こそ心身にもっとも合った呼吸

誰でも丹田呼吸が身につく方法を発見!

丹田発声で素晴らしい変化が!

呼吸の目安は回数と深さとリズム

丹田発声・呼吸法のトレーニングは誰でもすぐできる!

丹田ボイストレーニング、そして徹底した若返り法

52歳で折返し120歳で現役を目指す

 

パートⅠ 丹田発声・呼吸法で奇跡の若返り!

       ―――身体と声が変わる!

1章 丹田発声を身につけるトレーニング法

日本のサムライは幼少期から丹田音読で丹田発声を鍛えていた

これが丹田発声トレーニング

丹田強化筋力トレーニング

丹田発声は生命エネルギーを上昇させる

2章 丹田発声がもたらす画期的な効果

丹田発声の効果

 1呼吸が深くなり、生活習慣病の予防、解消につながる

 2呼吸回数が減少し、長寿をもたらす

 3気のエネルギーに満ち、疲れ知らずの身体になる

 4体温が36.8〜37℃に上昇し、免疫力がグーンとアップして病気知らずになる

 5血液がサラサラできれいになる

 6肺活量が大きくなり肺が若々しくなる

 7ウエストがしまりスリムな体型になる

 8眠っていた腸の脳(神経系)が目覚める

 9武道、スポーツで呼吸を使いこなせる

 10艶のある若々しい声になる

音程の幅が広がり、歌唱力が劇的に向上する

朗読、アナウンス、詩吟、謡い、スピーチなどが上達

発達障害や学習障害、吃音、パニック障害などが改善

丹田呼吸のしかた

3章 Satomi式丹田ボイストレーニング

教員から歌手の道へ

歌手としてステージに立って見えた課題

3つの課題解消に取り組む

丹田発声・呼吸法に出会う

声が変われば人生が変わる

「食の改善」で肌のトラブルが解消し若々しくなる

4章 丹田発声3D音フィードバック方式で潜在能力開発

ミミテックサウンド3D音は脳の深層部に響く

左脳的機能と右脳的機能に働きかけて長期記憶、潜在能力を開発

3D音フィードバック方式による奇跡の能力開発

ミミテック音読学習器にはこんな活用法も

 

パートⅡ 医者要らずで若々しい身体をつくる

       ―――奇跡の「丹田活用健康法」丸わかりガイド

1章 丹田呼吸でストレスを根本から解消

ストレスの原因

過剰なストレスがもたらす3大障害

丹田呼吸が身につくとストレスが根本から解消する

2章 丹田呼吸が生活習慣病の予防・改善の道を開く

ガンが発症するメカニズム

ガンになりにくい人に共通した傾向

 1酸素量

 2「変性不良タンパク」の数量

 3血液中の極小生命体ソマチッドの量

3章 ミトコンドリアこそ若さと健康のカギ

(一)人体細胞の成り立ち

(二)人体細胞はハイブリッド型エンジンを持つ

 ☆無酸素でエネルギーをつくる解糖系エンジン

 ☆酸素呼吸をしながらエネルギーをつくるミトコンドリア系エンジン

(三)活性酸素の弊害

 ☆活性酸素が過剰になったときの弊害

 ☆活性酸素が過剰発生する要因

(四)ミトコンドリアの量を増やし、働きを高める秘訣

 ☆有酸素運動で筋肉を増やす

 ☆1日に1〜2回、空腹状態の習慣を持つ

 ☆丹田呼吸できれいな酸素をたくさん供給する

4章 ガンの根本原因と予防・改善法

(一)ガンの根本原因はどこにあるのか

 ☆ガンを根本から取り除く治療がない

 ☆ガンになる根本原因は精神的ストレスの積み重ね!

 ☆抗ガン剤は毒ガスから生まれた

(二)ガン予防と改善

 ☆ガンを発症する人の共通点

 ☆大腸ガンの根本原因も精神的ストレス

 ☆なぜ、ストレスがガン発症の根本原因になるのか

 ☆生き方を変えるとガンと無縁になる

(三)精神的ストレスを解消する心の持ち方

 ☆ストレスが生じない心の持ち方の基本は「あるがまま受けとめる」

 ☆「ミミテックメンタルトレーニング」は究極の精神的ストレス解消法

(四)発ガンの直接的原因になる身体的ストレスも解消する

 ☆身体的ストレスを溜めない

 ☆発ガン性のある直接原因物質を避ける

 ☆ガンを発症させない食生活を心がける

(五)ミトコンドリアを活性化させ代謝力を上げる

 1 30代から徐々に少食に移行する

 2 丹田呼吸を身につけ、少ない呼吸回数で大量の酸素を摂り入れる

 3 水素を多く摂り入れる(抗酸化物質など)

 4 酵素を多く摂り入れる

 5 補酵素(ビタミン、ミネラル)を多く摂り入れる

 6 ケイ素を摂る

 7 手作り酵素を摂る

(六)ミトコンドリアの量を増やし、働きを高める秘訣

(七)200歳長寿を可能にする「超極小生命体ソマチッド」の秘密

5章 うつ病の本当の原因と最強の予防法

(一)うつ病の本当の原因

 ☆ストレスによる間脳と太陽神経叢へのダメージ

 ☆セロトニンの不足

 ☆腸内細菌が人の心にダイレクトに影響を与える

【コラム】 腸内細菌

 ☆腸年齢は実年齢より20歳も30歳も老化している

 ☆突然、母を襲った3度の危機は薬の副作用が原因だった

 ☆引き下げられた高血圧のガイドライン

 ☆医者にすすめられるままに薬を飲み続ける

 ☆抗うつ剤の恐ろしい落とし穴

(二)セロトニン分泌強化と腸内腐敗の改善

 ☆朝型人間になりセロトニン分泌を強化する

 ☆食生活の改善で善玉菌を増やす

(三)丹田と森の香り精油でストレスに強くなる

 ☆丹田を鍛える

 ☆森の香り精油で部屋を癒し空間にする

(四)薬に頼ってはいけない

 ☆医薬品が回復を妨げている

 ☆ステロイド治療の危険性

6章 生活習慣病の本当の原因と最高の予防法

(一)「糖化(コゲ)」と「酸化(サビ)」による血管の老化

(二)血管を若返らせる秘訣

(三)糖尿病の3大合併症と予防対策

(四)慢性腎臓病の原因と予防法

(五)パーキンソン病、アルツハイマー型認知症の原因と予防法

エピローグ

監修者のことば

プロフィール

小島弘基(こじまひろもと)

医師、医学博士

1990年(平成2年)藤田保健衛生大学(現藤田医科大学)医学部卒業後、同大学病院医員。

1996年銀座医院副院長兼整形外科部長、1999年多摩整形外科内科院長を経て、現在は小島醫院院長(東京都調布駅すぐ前)。

当初から総合診療医・かかりつけ医を志し、さまざまな学習と経験を積み現在に至る。

根本的な回復改善を重視し、東洋医学と西洋医学の融合を目指している。

松井和義(まついかずよし)

昭和26年愛知県生まれ。高知大学在学中より能力開発の研究を始める。

昭和62年よりトップマネージメント研究施設を開設し、経営者協会後援のもと数百社のマネージメントセミナーや人材教育を担う。

平成9年11月より本格的な脳科学の研究と「ミミテックメソッド」プロジェクトをスタートさせる。その後、実践脳科学提唱者として、脳と身体の潜在能力開発法指導のセミナーを全国の主要都市中心に年150回以上開催。とくにミミテックメソッドを活用した「ミミテック英語学習」の指導は好評で、全国に実践の輪が広がっている。現在、株式会社ミミテック代表取締役。

Satomi(さとみ)

本名・北川都巳(きたがわさとみ)

岐阜県出身。

元教員(岐阜県公立小学校・中学校勤務)。

名古屋市在住のボーカリスト(主にポピュラーミュージック)。プロの歌手として活動するとともに、Satomi式丹田ボイストレーニング教室を主宰(名古屋、東京、大阪)。

自身の作詞作曲『瞬く季節』『祈り』をCDリリース(クラウン徳間)。現在、全国カラオケ配信中。